太平洋戦争で零戦が敗れた理由!軍の腐敗とビジネス

こんばんは島津です。

 

前回前々回と中国史(項羽と劉邦)から色々と学んできましたが、
今回は近代史からビジネスを学びたいと思います。

 

今回取り上げるテーマは、タイトル通り
太平洋戦争と零戦です。

 

 

 

零戦のすごい所は

・燃費世界一
・スピード世界一
・機動性(ステアリング)世界一

ですね。

要するに攻撃力が半端じゃない。世界一な訳です。
こんなにすごい戦闘機をまだ発展途上だった当時1940年の日本人が作ったってすごいですよね!

 

しかし、そんな世界最高と言われた零戦もある時を境にボロ負けをはじめます。

 

何故零戦がボロ負けをし始め
どうビジネスに活かせるのか?

 

一緒に考えてみましょう。
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目次

零戦がボロ負けをした理由とは?

実は零戦には1号機と2号機があります。
1号機は破竹の勢いで外国の戦闘機を薙ぎ払い続けました。

 

ただ、母艦に収納する時に翼が邪魔になるので折りたたみ式になっていたんですね。

 

それが無ければ大量生産しやすい!
大量生産すればこの太平洋戦争に勝てる!

と言う事で軍は零戦の製造主任だった堀越二郎に、
「翼を切り落して、しかもエンジンの馬力をあげろ!」
と、命令をします。

 

で、出来たのが2号機。
ただこの2号機には大きな欠点がありました。
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※2号機 翼が角張りましたね

 

その欠点とは

・翼を丸く出来なくなったので空気抵抗が増えた。つまり燃費が悪くなった。
・出来るだけ燃費を上げる為に最大限の軽量化を図った結果、
燃料タンクや操縦室にすら防弾の措置をしなかった。

それでも騙し騙し戦闘を続けていましたが、
ガダルカナル島の争奪戦で燃費の悪さがもろに露呈してしまい、ぼろ負けして染ましました。

 

空港から敵陣までがやたらと遠かったため、
戦闘出来る時間が少なくなってしまったんですね。

※永遠の零で描かれてます

 

彼を知り、己を知れば100戦危うからず

しかも運の悪い事に、不時着した零戦がアメリカに回収されてしまった。

 

するとアメリカは部品の一つ一つに至るまで零戦を検証するわけですから、
弱点が丸見えになってしまった。

 

こいつは燃料タンクを狙えば一発だぞ!とバレた。
しかも零戦の弱点はまだあった。

 

それは・・・アメリカの戦闘機F16Fに比べ下降スピードが著しく劣ったんです。
これは燃費を上げる為にボディーを軽量化した結果、
下降スピードを上げすぎると機体がバラバラになってしまうからです。

 

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※F16F
【風立ちぬ】のテスト飛行でも機体がバラバラになってましたね。
あれです。
※あの描写は事実に基づいてます。

 

だったら零戦に後ろにつかれてしまったら急降下すれば逃げられる。
戦うときは零戦より上空から降下しながら狙えばいい。
と言う話になります。

 

実際それでボロボロに負けたわけです。
F16Fが零戦2号機より性能が良かったという事もありますが。
それは置いといて、じゃあ軍は零戦の欠点を知らなかったのか?

実は知っていたんです。でも、直さなかった。

 

軍の腐敗、とマインドセット

ガナルカナルでのぼろ負けが問題になった時、
当時の海軍の一番偉い人が
「悪かったとは思うけど騒ぎ過ぎもどうかと思う。」的な発言をしてます。

また、防御力の無さをしてきした会議では
「情けない。日本人だったら大和魂をもって戦え!」
で終わり。

 

で、太平洋戦争で原爆2発落とされて終戦という結果になってしまったわけです。
これってダメな会社であるパターンですよね。
弱点を補強しない。

 

 

ライバルに会社の情報がバレてる。
終いには気合いだ気合いだというだけで建設的でない。

 

 

でもアメリカは違った。
世界一の性能を誇る零戦にどう立ち向かうか考えに考えた。

 

確かに国力の差で負けたも言えるけど、
国力が同じだったとしても勝てただろうか?と僕は疑問に思う。
気合い、ではなく現実を見て情報収集をして作戦を立てたアメリカが勝つのは当然の事。

 

ビジネスでも気合いだけではなく、市場を良く観察し
情報収集をして作戦を立てることが上手く行く秘訣なのだろうと思う。

 

僕は決して【気合い】を否定してるわけではなくて、
気持ちと頭が両方揃って初めてビジネスでの成功をつかめるのだと思っています。

 

このマインドセットは重要です。

 

では、今日はこの辺で。

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