カブアンドを解剖しながら株やビジネスモデルなどを学ぼう②楽天は現金を配って、カブアンドは○○を配ってる話

こんにちは、真一です。

前回の記事では、カブアンドの基本的な仕組みと「株とは何か?」を学びました。

前回のおさらい:
・株は会社の一部をもらえる券
・株をたくさん配ると「ピザの法則」で1株の価値が薄くなる
・カブアンドが「ただの電気屋」のままだと株価は数円になる可能性

今回は、さらに踏み込んで「カブアンドのビジネスモデルの秘密」「前澤さんが描く未来計画」を解説します。

ここが一番面白い!

学校じゃ絶対教えてくれない「現代のビジネス戦略」が学べますよ。(^^)

目次

📑 この記事でわかること

・楽天との決定的な違い(配っているものの正体)
・現金を使わずに事業を拡大する方法
・カブアンドの賢い使い方と損益分岐点
・テスラのVPPとは?(家が発電所になる話)
・前澤さんの描く「すごい未来計画」

【第3章】カブアンドのビジネスモデル

疑問3:なんでそんな大盤振る舞いができるの?楽天との違い

ここで疑問が出ますよね。

なんでカブアンドはそんなに株を配りまくれるんですか?

楽天だってポイント配ってますけど、あれとは違うんですか?って。

決定的に違います。

配っているものの正体を見てください。

楽天の場合:現金を配ってる

楽天ポイント1ポイント = 1円です。

つまり、楽天は現金を配ってるのと同じ。

1万ポイント配ったら、楽天の財布から1万円が消えます。

配れば配るほど、会社の貯金が減る。

だから楽天モバイルは大赤字で苦しんでたんです。

カブアンドの場合:「未来の約束」を配ってる

カブアンドが配ってるのは株。

つまり「将来お金になるかもしれない券」です。

これ、今すぐ会社の財布から1円も減らないんですよ。

例えるなら:
・楽天:「今すぐ1万円あげます」
・カブアンド:「将来俺が有名になったらお前にもご馳走するから!(今は何もあげない)」

カブアンドは「出世払いのツケ」を配ってるだけなんです。

これが天才的な戦略

カブアンドは現金を使わずに人を集められる。

浮いた現金でシステムを作ったり、次のサービスに投資できる。

これで楽天みたいな「会員100万人の巨大グループ」を作ろうとしてるわけです。

まぁ、上手いこと考えましたよね前澤さん。(^^;;

ただし・・・将来ちゃんと「ご馳走(株の価値)」を出せるかどうかは、これからの話です。

疑問4:実際どうやって使うの?お得なの?

仕組みはわかりました。

じゃあ実際に使うとして、どうすればお得なんですか?って話ですよね。

カブアンドには2つのプランがあります。

【無料プラン】
・月額:0円
・電気代100円につき → 株の引換券1円分もらえる
・スマホ代100円につき → 株の引換券10円分もらえる

【KABU&プラス(有料プラン)】
・月額:500円
・電気代100円につき → 株の引換券2円分もらえる(2倍!)
・スマホ代100円につき → 株の引換券20円分もらえる(2倍!)

どっちがお得?計算してみよう

有料プランは月500円かかるので、それ以上にオマケをもらえないと損ですよね。

計算すると:

スマホを使う場合:
・スマホ代が月5,000円以上なら → 有料プランがお得
・それ以下なら → 無料プランでOK

電気・ガスを使う場合:
・電気代+ガス代が月50,000円以上なら → 有料プランがお得
・それ以下なら → 無料プランでOK

正直、電気代で月5万円はかなりハードル高いですよね・・・。(^_^;)

裏ワザ:ふるさと納税を使う

実は、カブアンドは「ふるさと納税」もできるんです。

年末に10万円分まとめて寄付するなら:
・その月だけ有料プラン(500円)に入る
・10万円 × 2% = 2,000円分の株引換券ゲット
・翌月に無料プランに戻す

これで実質1,500円分お得になりますね!

こういう使い方もアリです。

【第4章】前澤友作の描く未来戦略

疑問5:カブアンドの「すごい未来計画」って何?

さっき「ただの電気屋のままだと株価は上がらない」って話をしましたよね。

じゃあ、どうやって株価を上げようとしてるの?って話です。

ここからが本当に面白い!

前澤さんが考えてる「すごい未来計画」の話をします。

アメリカで起きた驚きの出来事

2022年9月、カリフォルニア州で猛暑になりました。

みんなが一斉にエアコンをガンガン使ったので、「このままだと街全体が停電する!」って大騒ぎに。

その時、テスラ(電気自動車の会社)がアプリで通知を送ったんです。

「今から家の電気を街に分けてください!お金払います!」

すると、テスラの家庭用バッテリー(電池)を持ってた2,300世帯が、一斉に家の電気を街に送った。

え?家から電気を送れるの?

そうなんです!

家に「大きな電池」があれば、昼間に太陽光で発電した電気を貯めておいて、夜に街に売ることができるんです。

電気を売った家はいくらもらえたの?

数時間の協力で、1世帯あたり数千円〜1万円くらいもらえたそうです。

え、誰がそんなお金を払うの?

電力会社が払いました。

「なんで電力会社がそんな大金を?損じゃないの?」って思いますよね。

実は逆なんです。

もし街が停電してしまったら:
・工場が止まる → 数億円の損害
・信号が消える → 事故だらけ
・緊急用の発電所を動かす → 燃料代がめちゃ高い

合計で数十億円の損害が出るんです。

それに比べたら、「2000万円くらい配って停電を防げるなら安い買い物だ!」ってわけです。

これがカブアンドの未来計画

カブアンドが考えてるのは、このアメリカのやり方を日本でやること。

具体的には:

  1. 会員100万人を集める(今ここ)
  2. その100万人の家に「大きな電池」を無料で設置する
  3. 電気が足りない時に、会員の家から電気を買う
  4. 電力会社に高く売る

こうすれば、カブアンドは:
・発電所を作らなくていい(100万世帯の家が発電所になる)
・電気が足りない時だけ儲かる(めちゃくちゃ効率いい)
・会員は電気を売ってお小遣いがもらえる(みんなハッピー)

「大きな電池」って高いんじゃないの?

はい、本来は1台100万円くらいします。(^_^;)

でも、沖縄の宮古島ですでに始まってる「無料で設置してくれるサービス」があるんです。

業者が:
・太陽光パネルと電池を無料で設置
・10年間はその電気を業者が使う権利をもらう
・10年後はあなたのものになる

っていう仕組み。

もしカブアンドがこれを100万人にやったら・・・

「発電所を持たない、日本最大級の電力会社」の誕生です!

これなら投資家も「すげえ!テスラみたいじゃん!」って食いつきます。

株価が100倍になってもおかしくない。

これが前澤さんの描いてる「夢」なのかもしれません。

今回学んだこと

いかがでした?

今回は:
・楽天とカブアンドの決定的な違い(現金 vs 未来の約束)
・現金を使わずに事業を拡大する戦略
・テスラのVPP(家が発電所になる仕組み)
・前澤さんの描く未来計画

を学びました。

これ、めちゃくちゃ勉強になりませんでした?

こういうビジネスモデルの話って、MBAで学ぶような内容なんですよ。

それをカブアンドという身近なサービスを通して理解できた。

これだけでも価値があると思います。(^^)

📢 次回予告(最終回)

「夢はわかった。でも本当に大丈夫なの?」

ここまで聞くと、「すごい!やってみたい!」って思いますよね。

でも、ちょっと待って。

実は、カブアンドは過去に一度「白紙撤回」という騒動を起こしてます。

「話が違う!」「騙された!」って怒った人もいた。

さらに:
・もし上場できなかったらどうなるの?
・本当に損しない?
・どう判断すればいい?

この辺りをしっかり理解してから参加しないと危ないです。

最終回では:
・過去のトラブルの真相
・買取保証の意味と限界
・「時間の損」とは何か?
・結局、やった方がいいの?
・賢い付き合い方

を解説します。

次回(最終回):「カブアンド、結局やった方がいいの?【リスクと判断編】」

お楽しみに!

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