こんにちは、片山真一です。
今回は、「衰退の5段階」という話をしたいと思います。
『ビジョナリー・カンパニー』っていう有名な本がありますよね。
動画で解説はこちらです。
サイバーエージェントの藤田社長がこの本を読んで、「21世紀を代表する会社を作る」という目標を立てたことでも有名です。
この本の中で、衰退していく企業に共通する5段階があると言われています。
で、その中で僕がすごく大事だなって思ってるところがあるんで、そこをお伝えしたいなと思います。
それが「自信」と「慢心」について。
「慢心」、わかりますか?
自信ってあったほうがいいって言われるじゃないですか。
だけど衰退の5段階の中だと、読み方を間違えちゃうと
(自信は持たないほうがいいですよ・・・)
という風に感じちゃったりするんですよね。
だったら自信持ったほうがいいとかってよく言うけど、じゃあいらないのか?って話なんですけど・・・
そういうわけではないです。
ダメなのは「慢心」だよってことが書かれてます。
「じゃあこの2つ何が違うんですか?」
っていうところなんですが、ここを、押さえていきましょう。
誰しも衰退していく時期というか、何でもそうなんですが、商品ってサイクルがあるんですね。
導入期があって、成長期があって、そして衰退期があって落ちていく。
これって商品単位でもそうだし、企業単位でもそうだし、「生きていく」ということに関しても同じです。
例えばスポーツでも、急に上手くなり始めて活躍するけど、そのうち衰えて落ちていくわけです。
恋愛もそうかもしれません。
最初は出会って盛り上がって、お付き合いが始まって安定するけど、だんだん「へなって」いくと。
人間って2、3年で恋心がなくなっていくらしいんで、基本的にはへなっていくわけですよ。
だからこそ、次に「愛」に昇華していく必要があるわけじゃないですか。
愛の方に昇華していけば、人生80年、90年といい感じでいけるのかもしれません。
何が言いたいのかっていうと、
「誰しもこういう曲線を描きますよ」
ってことです。何でも。
じゃあどうしたらいいのか?
成長期に入って調子に乗らないで、もうすぐここ(衰退期)に入るんだってことを認識して、この辺で「別のこと」をスタートしていくことですよ。
今のラインじゃなくて、また成長させる「何か」を導入して、育てていく。
そうすれば大丈夫じゃんってことですね。
Appleを見てみてもそうです。
MacBookで伸びて、一度落ち込んで、そこからジョブズが復活してiPodを作った。
iPodでまた上がって、次はiPhoneでぶわーっといくわけですよ。
商品サイクルは必ずあるし、企業としてのサイクルもある。
大事なことは、「終わる」ってことをちゃんと理解しておくこと。
ちゃんと理解していれば、そこでまた復活できるというか、準備ができますよね。
あの天下のGoogleでさえ、「コードレッド」といって「うちの企業やばいです」というのを発令しました。
検索エンジンが落ちてきて、AIが出てきたからこそ、危機感を持ってまた新しいものを出して上がってきている。
何でもそうなんです。
だから、僕らは今もし調子がいいんだったら、
「今の状態が続く」と思ってはいけない。
それを思うんだったら、そういうのが「慢心」だよっていうことですね。
「私は選ばれた天才集団だから負けるわけがない」
「絶対に勝てるんだ」
そんな風に思っていたら、おそらく今かなり厳しいと思います。
それが慢心です。
じゃあ「自信」とは何なのか?
もうちょっと言語化すると、自信というものは
「成功の要因を冷静に分析していること」
です。
才能があるとかじゃないんです。
「まだまだよくできるんだ」っていう向上心を持って、常に学び続けてることですね。
逆に慢心の人は、
「俺すごいから何もしなくていい」
と思っちゃう。これは絶対ダメですね、終わっていきます。
「俺すごいから、努力すれば絶対に勝てる」
これが自信で、
「俺すごいから、何もしなくても絶対大丈夫」
これが慢心です。
何か厳しいことが起きた時に、本当の自信がある人は現実を直視できます。
直視をして、最善を尽くす。
これが本当の自信です。
慢心というものは、厳しい現実があって、周りから「やばいですよ」と警告が来ても、
「うるさいあいつ」
と言ってNOを突きつける。
これが慢心であり、終わっていく企業の特徴です。
昔、僕が勤めていた家庭教師派遣の会社での話です。
当時、新聞折込広告で集客していたんですが、メインターゲットの40代がどんどん新聞を読まなくなっていくのが目に見えていた時代でした。
僕は会社に言いました。
「今からインターネットマーケティングの時代になるので、絶対にそっちをやったほうがいいですよ」
「このままいくと10年後だいぶやばいと思うんで、今から準備したほうがいい」
警告をして、異論を唱えたんです。
でも、ものすごく煩わしがられて、飛ばされそうになりました。
結局、僕はその会社を辞めました。
未来がないのがわかったからです。
その後、その会社があんまり良くならなかったのを見ると、やはりあれは「慢心」だったんだなと思います。
厳しい現実を直視する必要があるんです。
直視したら「やばいな」と思うわけじゃないですか。
でも、本当の自信があったら、
「やばい、けど大丈夫」
「なぜなら、それになんとかするために私は最善の努力を絶対にできるから」
こう思えるはずなんです。
「最善の努力をする自信」があるんですよ。
どんな企業でも、どんな人でも、上手くいかなくなる時って残念ながらあります。
それが自然のサイクルだからです。
でも、落ちる時っていうのは、何か自分が変わる時なんです。
「うわ、大変だ」と思うかもしれないけど、「大変」というのは「大きく変わる」と書きます。
大きく変わる時期なんで、ただ落ちる人で終わるんじゃなくて、
現実直視して最善の努力をする。
そうすると、またステージが上がってきます。
最後に、僕が今何を考えているかというと、
「日本を強くしたい」
ってことなんです。
こないだスーパーに行ったら、細長いB級品のさつまいもが袋に入って売られていたんです。
それを見た時に、すっごい残念な気持ちになったし、悔しい気持ちになりました。
「こんなに弱々しくて貧しくなっていく日本を、子供の世代に残したくないな」
と強く思ったんです。
日本人一人一人が強くなることで、日本全体が強くなって豊かになっていく。
そういう日本をもう一度起こして、次の世代に継承していきたいなと思っています。
だからこそ、慢心なんかじゃなくて、本物の自信を持ちましょう。
そして、良き仲間と集まりましょう。
良き仲間が集まると、「コヒーレンス」が起きて、どんどん上がっていけます。
エネルギーが強くなって、周りに波及していきます。
日本人は礼儀正しくて、真面目で、律儀で、人情があって、思いやりがあって誠実で、素晴らしい民族だと思ってます。
その素晴らしさを、弱々しいものじゃなくて「強い素晴らしさ」にして、世界中に波及させていけたら本当に嬉しく思います。
みんなで本物の自信をつけて、世の中を良くしていきましょう。
まずはあなた自身が豊かになって、そしてあなたの周りの人を豊かにしていってください。
ということで、今回は以上です。
