項羽と劉邦!韓信が惚れたリーダーシップとは?

昨日は項羽と劉邦について、2人の性格の違いをお伝えしました。

劉邦が負けまくっていた所は信長に似ているし、
愛のある所は秀吉に似ている、
という話でした。

 

今回は劉邦の長所である愛について具体例を混ぜながらお伝えしたいと思います。

 

韓信という武将はご存知でしょうか?
韓信とは軍事の天才と言われています。

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少し韓信のエピソードを御所介しましょう。

 

劉邦が50万の兵を従えて、項羽の治める楚(そ)国に攻め入った際、
遠征先から駆けつけた項羽軍3万に散々やられてわずか数十騎で漢中に逃げ帰った事がありあます。

 

逃げ帰った後、手勢が少なくなった劉邦は韓信に、
【周りの国を落として劉邦の軍を増やせ】と命じます。

 

その命を受けた韓信は2万の兵を率いてまずは北の趙国に向かいます。
で、その趙国20万に立ち向かい勝利を収めるほどです。

 

ちなみにこの時味方を死兵にする為に川を瀬にして戦ったことから
【背水の陣】という言葉が生まれたほど有名な戦いです。

井陘の戦い(せいけいのたたかい)といいます。

 

そのくらいすごい武将が韓信です。

 

韓信は戦いを続け順調に兵力を増やしていき、最終的には劉邦の軍勢は60万までに増えました。
そのお陰もあって項羽に勝利出来たという事ですね。

 

しかしこの韓信、もともとは項羽の部下だったのです。

でも、項羽の独裁的なやり方に嫌気がさし、
周りの意見に耳を傾けると有名な劉邦に寝返ったのです。

 

この話はご存知ですか?劉邦が韓信と酒の席で話した内容です。

韓信が軍勢を増やして帰ってきた後、

劉邦「韓信は数十万の兵を統率出来るが、俺がやったらどのくらいの兵を統率出来ると思う?」

韓信「王(劉邦)には兵の統率なんて出来ませんよ。」

劉邦「どういう事?」

韓信「王は兵の将にはなれません。でも将の将にはなれる。」

 

【兵隊の統率は出来ないけど、兵隊を統率してる将軍達を統率出来ます。】って事です。

韓信がこんな風に言うには理由があります。

 

実は「兵隊を増やしてこい!」と命じられた韓信は増やした新規の兵士達を統率する為に
「自分を【仮の王】にしてくれないか?」と劉邦に伝えた事があります。

 

劉邦自身は韓信が裏切るつもりだと思い激怒したのですが、
側近の張良が、「今韓信を困らせたら、後で本当に困るのは劉邦さんですよ。」
と助言しました。

 

結果的には劉邦から
「仮の王ではなくて、本当の王になればいい。」と韓信を王様にしたのです。

 

そんな事もあり韓信は劉邦に心酔していたのですね。
項羽とは大違いです。

これが愛。
項羽と違い劉邦には愛があったから天才軍師を自分の味方に付ける事が出来、
項羽に勝利する大きな力と出来たのです。

 

ビジネスをする上でもこれは活きます。

お客さんに愛を表現する。これって非常に大事です。

 

どんな風に活かせるか?
活かし方は無限です。

 

是非考えて応用されて下さい。

ではでは。

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