こんにちは、片山真一です。今日は、みなさんにとって身近で、でも複雑な「お金と幸せの関係」について、僕なりの考えを綴っていきたいと思います。
「お金があれば幸せになれる?」「お金がなくても幸せになれる?」
こんな質問、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。実は、この問いに対する答えは、思った以上に奥が深いのです。
僕自身、母子家庭で育ったので、お金に困ることが本当に多かった。「どうやったらお金持ちになれるのか」「どうやったら豊かになれるのか」ということを考える時間が多くて。
それで、いろんな本を読んだり、自己啓発の本を読んだり、経済学の本を読んだり。たくさんの成功者と言われる人たちにも会ってきました。
でも同時に、たくさんの「成功できてない人」にも会ってきたのです。お金を持っていて幸せそうな人、お金を持っていてあまり幸せそうじゃない人、快楽に走っちゃってる人、人に張っちゃって嫌われてる人…。様々でした。
逆に、お金を持ってないけどそれなりに幸せな人、お金を持っていなくて寂しがっちゃってる人、あんまり幸せじゃない人…。こういう人たちにも出会ってきました。
こういった経験から、僕なりの結論に辿り着いたというわけです。
それは、「お金と幸せの関係は、思ったより複雑だ」ということ。
単純に「お金があれば幸せ」とか「お金なんて関係ない」とか、そういう単純な話ではないのです。
実際、僕自身の経験を振り返ってみても、お金がなくて苦しかった時期があります。サラリーマン時代は毎日もやしを食べて、安い鶏肉で何とかしのいでいた時期もありました(苦笑)
そんな時、「幸せ」なんて遠い存在に感じてしまう。これが現実なんです。
かといって、お金さえあれば全て解決するわけでもない。
僕が出会ってきた「お金持ち」の人たちを見ていると、必ずしもそうじゃないんです。むしろ、お金を持っているがゆえの悩みや不安を抱えている人も多かったりする。
「このお金、本当に自分で稼いだんだろうか」「周りの人は本当の自分を見てくれているんだろうか」
こんな不安を抱えている人も少なくありません。
じゃあ、お金と幸せの関係って、一体どう考えればいいのか。
それを考えるには、まず「幸せ」って何なのか、ということを考える必要があるでしょう。
人それぞれ「幸せ」の定義は違うはずです。でも、共通しているのは、「心が満たされている状態」ということではないでしょうか。
そして、その「心を満たす」ためには、お金が必要な場合もあれば、そうでない場合もある。これが僕の考えです。
例えば、最低限の生活を送るためには、お金が必要です。食べるものがない、住むところがない、そんな状態で幸せを感じるのは難しいでしょう。
でも、ある程度の生活水準が確保できたら、そこからの幸せは必ずしもお金の量に比例しない。そう考えています。
実際、研究でもそういった傾向が示されているんです。ある程度の収入までは、確かに収入が増えると幸福度も上がる。でも、それを超えると、急に伸びが鈍くなる。
つまり、「お金があれば幸せ」というのは、ある程度は正しい。でも、それには限度があるということなんです。
じゃあ、その「ある程度」ってどのくらいなのか。これは人それぞれで、一概には言えません。
でも、僕が思うに、それは「基本的な生活が保障され、かつ自分の価値観に合った生活ができる程度」じゃないでしょうか。
例えば、食べるものに困らない、住むところがある、好きな趣味を楽しめる、大切な人と時間を過ごせる。そんな生活ができる程度のお金があれば、多くの人は幸せを感じられるんじゃないかな。
もちろん、これ以上のお金があれば、より多くの選択肢が生まれます。高級な車に乗れたり、大きな家に住めたり。
でも、それらが本当に「幸せ」につながるかどうかは、その人次第なんです。
むしろ、大切なのは「お金の使い方」だと僕は考えています。
例えば、同じ1万円があったとして。それを自分の趣味に使う人もいれば、家族との食事に使う人もいる。貯金する人もいれば、誰かのために使う人もいる。
どの使い方が「正解」というわけじゃない。その人の価値観によって、幸せを感じる使い方は違うんです。
僕自身、お金に余裕ができてから、いろんな経験にお金を使うようになりました。新しい趣味を始めたり、行ったことのない場所に旅行したり。
そうすることで、人生がより豊かになっていくのを感じるんです。
もちろん、高価な経験でなくてもいい。大切なのは、その経験が自分にとって「価値がある」と感じられること。
そういう経験を積み重ねていくことで、お金が本当の意味で「幸せ」につながっていく。そう考えています。
でも、ここで注意したいのが、「お金=幸せ」という考え方に陥らないこと。
確かに、お金は大切です。でも、それは「幸せになるための道具」であって、幸せそのものじゃない。
例えば、仕事一筋でお金を稼いだとしても、家族との時間がなければ幸せとは言えないでしょう。
逆に、収入は少なくても、大切な人との時間を大切にしている人の方が幸せを感じているケースもたくさん見てきました。
つまり、大切なのは「バランス」なんです。
お金と、それ以外の大切なもの。その両方のバランスが取れていることが、本当の意味での「幸せ」につながるんじゃないかな。
そう考えると、「お金持ち=幸せ」「貧乏=不幸」という単純な図式は成り立たない。
むしろ、自分にとっての「ちょうどいい」バランスを見つけることが大切なんです。
例えば、高収入だけど、仕事にやりがいを感じられない。
逆に、低収入だけど、仕事が楽しくて仕方ない。
こんなケース、よく聞きます。
理想は、適度な収入と、やりがいのバランスが取れていること。
でも、現実はそう簡単じゃない。だからこそ、自分にとっての「最適なバランス」を見つけることが大切なんです。
そして、そのバランスは人生のステージによって変わっていくもの。若いときは仕事に打ち込んでお金を稼ぐことに重きを置いても、ある程度年を重ねたら家族との時間を大切にしたくなる。
そういった変化も、自然なことだと思います。大切なのは、その時々で自分にとっての「幸せ」を見つめ直すこと。
そして、それに合わせてお金との付き合い方を調整していくこと。これが、僕が考える「お金と幸せの関係」の本質です。
ここまで読んで、「それでも、やっぱりお金がないと…」と思う人もいるかもしれません。
確かに、現実問題として、お金の不安は大きなストレスになります。
収入が足りない、貯金ができない、将来が不安…。こういったストレスは、確実に幸福度を下げてしまいます。
でも、大切なのは、このストレスと上手く付き合うこと。
例えば、自分の財務状況を客観的に把握する。できることから少しずつ改善していく。
専門家に相談する勇気を持つ。そんな小さな一歩から、お金のストレスは確実に軽減できるんです。
そして、お金の不安が軽減されれば、より自由に「幸せ」を追求できるようになる。これは、僕自身の経験からも言えることです。
実際、適度にお金を貯めることで得られる「安心感」は、幸せに直結します。
例えば、急な出費があっても慌てずに済む。やりたいことがあれば、すぐに挑戦できる。そんな「心の余裕」が生まれるわけです。
でも、ここでも注意が必要です。
お金を貯めること自体が目的になっちゃうと、かえってストレスになることもある。大切なのは、「何のために」お金を貯めるのか、その目的をはっきりさせること。
例えば、将来の夢のため。家族の幸せのため。自分の成長のため。そういった明確な目的があれば、お金を貯めること自体が幸せにつながるんです。
ここまで、お金と幸せの関係について、僕なりの考えを綴ってきました。
結局のところ、お金は幸せになるための「道具」に過ぎない。でも、その道具の使い方次第で、人生は大きく変わる。
そんな風に僕は考えています。
みなさんは、どう思いますか?自分なりの「お金と幸せの関係」について、ちょっと考えてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。
最後に、一つアドバイスをさせてください。
お金の使い方や稼ぎ方を考える時、常に自分の本心と向き合うことが大切です。
「周りがこうだから」「世間ではこう言われているから」ではなく、本当に自分が何をしたいのか、何に価値を感じるのか。
それを確認することが重要です。なぜなら、それをしないと、取り返しのつかない後悔をすることもあるから。
例えば、高収入の仕事を選んだけど、実は全然やりがいを感じられない。
でも、周りの期待もあるし、今さら変えられない…。そんな風に、本当はやりたくないことをやり続けてしまう。
これって、本当に「幸せ」と言えるでしょうか?
だからこそ、常に自分の本心と向き合い、必要があれば軌道修正する勇気を持つこと。
これが、お金と幸せの関係を考える上で、最も大切なことだと僕は考えています。
お金は確かに大切です。でも、それ以上に大切なのは、自分らしく生きること。そのバランスを取りながら、自分なりの「幸せ」を見つけていく。そんな人生を送れたら、きっと素敵だと思うんです。
みなさんも、自分なりの「お金と幸せの関係」を見つけて、充実した人生を送ってください。
それが、僕からのメッセージです。
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