在宅副業のメリットとデメリット、実際どのくらい稼げるのか?確定申告が必要になるケースは?等、在宅ワークについて詳しくお伝えします。
アンケートや文字起こしなど、おすすめ簡単在宅副業や専門的なスキルを要する仕事まで18種類紹介しますね!
在宅で副業のメリット
在宅で副業するメリットは、決まった時間に通勤する必要がなく、自由に時間を使って収入を得られることが挙げられますね。
会社員の方にとっては、空いた時間を効率的に使ってお小遣いを増やすことができたり、天職がみつかって将来転職するきっかけとなることもあるかもしれません。
外に出づらい主婦(主夫)の方にとっては、休みなく続く介護や子育て、家事をおろそかにすることなく収入を得られて、さらに社会に貢献している充実感も得られる手段となりえるものですね。
在宅副業のデメリット
最大のデメリットは、自分の代わりがいないということです。
会社であれば、迷惑は掛けてしまいますがどうしても体調が悪い日は急に休むことができます。
しかし在宅で自分ひとりが請け負っている仕事の納期は、厳守することが必須です。
仕事とプライベートのスケジュール管理、体調管理を完全に自分の責任でやっていかなければならないのですね。
おすすめ在宅ワークは?
副業だから何でも良いと軽い気持ちで始めようという方もいらっしゃるかもしれませんが、収入に繋げるには継続することは必要ですよね。
継続するには自分に合っていて、かつ需要がある、ということがポイントになります。
自分に合っているというのは、得意分野、専門分野、性格に加え、生活スタイルも重要なチェックポイントですよ。
例えば会社員の場合、休日に副業をしようと思っているのであれば、土日でも問い合わせ可能なクライアントを選んだり、逆に休日はしっかり休みたい場合は、平日数時間で負担なくできる自分の今あるスキルでできる仕事を選ぶと続けやすいでしょう。
また介護や育児をしていたり、ペットを飼っているのなら、自分以外の体調やイレギュラーな出来事で、簡単に予定は狂ってしまう可能性がありますよね。
クライアントと信頼関係を作って仕事をしていくには、納期が短いものや専門外の知識が多く必要な仕事は、いくら報酬が良くても選ばない方が無難ということもあります。
自分が生活で大事にしている時間は確保しながら、自分が納得できる報酬やスキルが得られる仕事を選びましょう。
在宅ワークの注意点
スマートフォンやパソコンで、”在宅”、”副業”などのキーワードで検索すると、”高額報酬”をうたった募集を目にすることがありますね。
なんとなく危険を感じる一方で、興味をそそられることもあるかも知れません。
一例を挙げてみましょう。
広告収入を得るアフィリエイトや、在庫を持たずにWeb上で店を開くドロップショッピングは、高額な登録料を請求してくる悪徳業者がいるので注意が必要だったり、収入を得る仕組みをつくる為の知識が要るものです。
またFXなどの短期投資は、ハイリスクハイリターンなので、稼いでいる方がいるのは事実ですがその一方で大多数が負けているということを理解しておかないと危険と言えそうです。
女性が手軽に高額収入を得られるという謳い文句のチャットレディ(メールレディ)は、前提として直接会わないことになっていても、どこから個人情報が漏れるか解らないので非常に危険と言えますね。
自分に合うかどうか以前に、自分や家族の身に危険が及んだり迷惑が掛かるものではないか、特に”短期””高額”という謳い文句には注意して仕事を精査しましょうね!
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初心者でも取り組みやすい簡単で人気のあるものから、専門知識を生かしたいという方にも在宅ワーク選びの参考になるよう、様々な職種を紹介します。
1.内職
内容は袋詰めやシール貼りなどで、作業するもの一式が段ボールで送られてきて、期日までに作業して返送する昔ながらの仕組みです。
初心者でも取り掛かりやすく、コツコツとした手作業が好きな方に向いています。
内職を探す主要なサイトは@sohoですが、最近は自動化が進み、募集案件数が少なくなってきています。
2.データ入力
パソコン上に文字や数字を入力する作業が苦でなければ、続けやすい仕事です。
時給ではなく、完了件数によって報酬が変わってくることがほとんどなので、単価は低めですが慣れている人ほど効率よく収入を得られます。
3.アンケートモニター
アンケートモニターのサイトに登録して、パソコンやスマートフォンなどのWeb上で回答できるものや、電話や対面で直接企業の担当者からヒアリングを受けるものがあります。
Web上で回答するものは手軽で、すき間時間を使ってコツコツ続けることができます。
しかしその分単価が低かったり、対価が現金ではなく関連サイトのショッピングポイントなどで支払われることが多いようです。
一方時間や場所を指定されて、企業の担当者から直接ヒアリングを受けるものは、募集数は多くないですが謝礼として現金を受け取れることもあり自給に換算すると高単価なことが多いです。
時間や場所の融通が利く場合、割のいい副業と言えそうです。
4.家や店舗の空きスペースを活用
余っている敷地があれば常時駐車場として貸し出したり、「軒先パーキング」という登録無料のサイトに登録すると、自分が普段使っている駐車場を留守の間だけ貸し出すことができます。
同様にそれぞれ専用のサイトに登録すれば、家の軒先だけを貸し出したり、使っていない一室だけを貸し出すことができます。
空きスペースがあれば、気軽に収入に繋がりますね。
5.試験回答の採点と添削
学力試験や資格試験、通信教育などの回答を採点・添削する仕事です。
作業自体は単純で単価も低めですが、応募条件に短大卒以上、四年制大卒以上などの学歴や保有資格があったり、応募者に学力試験が行われるなど、採用条件は厳しいようです。
時給ではなくどれだけ採点できたかで報酬が決まり、当然納期も厳しいので、コンスタントに作業時間が取れる環境が必要です。
6.専門的:テープ起こし
録音された音声を文字に起こす仕事です。
音声が明瞭でない場合は何度も聞き返さなくてはならず、時間のかかる作業となる場合があります。
また専門的な会議や学術発表など、専門用語を知らないと作業ができない案件もあり、採用条件が厳しかったり、報酬が高めに設定されています。
7.フリマアプリを活用
もう使わないけれど捨てるにはもったいない状態のものがあるときは、メルカリやラクマなどのフリマアプリを使って売ることも、手軽に収入を得る方法のひとつです。
さらにハンドメイドが得意な方は、自分の作品を売ることを副業にして収入に繋げることもできますね。
8.ライター、コピーライター
ライターは決められたテーマに沿って取材したり情報を集めて記事を作成する仕事、コピーライターは商品が売れるための広告や宣伝用の文章を書く仕事です。
クラウドソーシングサイトでの求人も多いですが、内容や報酬は様々で、得意分野や専門知識がないと収入に繋げるには経験を積む時間が必要となることが多いです。
9.デザイン
ロゴデザインやイラスト、グラフィック、ポスターなどを制作・販売する仕事です。
クラウドソーシングサイトに登録して募集に応募するほか、”登竜門”などのコンテストサイトに作品を応募して採用されると高い報酬が期待できますよ。
10.プログラム開発
初心者にはハードルが高いですが、企業でプログラマーの経験を積んだ後、フリーランスとなることが多いです。
フリーランスになった方が働く時間の自由が利き、収入も増えることが多いようで人気が高まっています。
11.Web制作副業
Webサイトのデザインやホームページの制作などを請け負う仕事で、クラウドソーシングサイトでも募集の多い職種です。
しかし報酬は様々なので、詳しい知識がない場合はお小遣い稼ぎだと割り切るか、勉強して専門的な知識をつけて収入に繋げるかスタンスを決めて仕事に臨むのが良さそうですね。
12.システム開発
人手不足の企業が多く、募集も多い職種で、高い報酬が望めるのでシステムエンジニアの経験がある方にはおすすめの仕事です。
しかし納期が決められていることが多いため、すき間時間に少し仕事をしたいという場合には、報酬は少なくなりますが単純作業の案件を選ぶなど注意が必要ですね。
13.翻訳
外国語が得意な方には、翻訳の仕事も選択肢としてありますよ。
しかし言語だけでなく専門的な知識が必要になるので、翻訳会社などで勤務した経験がある方が請け負っていることが多いようです。
14.コールセンター業務
通信販売会社で導入を始めているところがあり、パソコンと音声でやりとりできる機器が揃った環境があれば在宅で請け負うことができます。
企業によってはマニュアルや研修制度を用意して、初心者でも始められるところもありますよ。
15.カウンセラー
スカイプなどを使って、悩み相談などのカウンセラーや、自分のスキルを生かすコーチングなどを始めることができます。
また転職希望者の転職活動をサポートすることで、転職が決まったときに報酬を得られる”SCOUTER”というビジネスもあります。
16.在宅秘書
秘書業務の経験者には、最近では在宅秘書という需要があります。
数は少ないですが、在宅秘書サービスを請け負っている企業に登録して契約先を紹介してもらうシステムになっています。
個人経営者や小企業の秘書業務がほとんどで、時間の融通が利きやすい仕事だそうですよ。
17.投資
専門知識が必要ですが、世の中の動きに関心を持つきっかけにもなる投資も最近人気の副業のひとつです。
初心者は、積み立てNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などの制度を利用した長期運用を始めてみると良さそうですね。
18.タイムチケットを活用する
「タイムチケット」というサイトに登録して、例えば「60分で自宅で出来る筋力トレーニング法を教えます”など、所要時間とスキルを登録して買ってくれる人がいると、報酬が得られる仕組みです。
自分にとっては何気ないことでも、欲しいと思う方がいる可能性はあるので、安定収入とするのは難しいかもしれませんが登録してみると思わぬ需要が発見できるかもしれませんね。
在宅ワークで稼げるのか?
在宅で副業をすると、一体どれぐらいの収入になるのでしょうか。
平均すると最も多いのは月収5万円以下という調査結果があります(平成25年度厚生労働省委託事業「在宅就業調査報告書」)。
在宅で副業している方の約30%を占めていて、もちろん仕事の種類やどれぐらいの時間を当てられるかにもよるのですが、最初に目安とするには現実的に参考になる数字ですね。
続いて、6~9万円、10~19万円がそれぞれ約20%、20~29万円が約13%、中には100万円以上という方も2%弱ということなので、徐々に目標を上げていくことは可能のようですね。
在宅で副業に必要なものは?
必須のものから、あると便利なものまでご紹介します。
1.パソコンとインターネット環境
スマートフォンで完結する仕事もありますが、ほとんどの場合、ネット環境が整ったパソコンが必要となります。
在宅でできる副業を探している方なら、大前提として持っている方が大半だとは思いますが、必須アイテムです。
2.携帯電話
仕事に使うというよりも、緊急時の連絡用として使うことが多いです。
3.FAX、プリンター、スキャナーなど
職種によっては必要だったり、仕事を効率的に進めるうえであると便利な場合があります。
4.名刺
職種が決まったら、知り合いに配っておくと、仕事をもらえるチャンスに繋がる可能性があります。
5.スーツやフォーマルなワンピース
職種によっては必要です。
また急に打ち合わせ等が発生したとき、一着でもあると安心です。
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在宅ワークの確定申告は必要?
収入を得るとき、忘れてはいけないのが納税の義務です。
副業を始めると「個人事業主」ということになり、所得税、住民税、個人事業税、消費税の4種があります。
会社員の方は、毎年年末になると”確定申告”をされていると思いますが、在宅ワークでも同じように必要になり、確定申告することで上記の納税金額が計算され、後日送られてくる納付書で支払います。
ただし確定申告が必要なのは、原則として所得の合計額が所得控除額の合計額(基礎控除のみなら38万円)を超える場合です。
詳しくは国税庁のホームページを参照くださいね。
「個人事業税(地方税)」は、年収が290万円を超えると納める義務が出てきます。
確定申告によって自動的に自治体へ情報が流れる仕組みになっているので、確定申告をしていればうっかり納税し忘れたということにはならないのですが、自治体によっては”個人事業開始申告書”の提出が必要になることがあるのでお住まいの自治体に確認が必要です。
「消費税」は、事業年度の売り上げが1,000万円を超えると支払う必要があります。
収入が増えてくると「開業届」と「青色申告承認申請書」など、提出していないと損をしてしまう事態にもなりかねませんので、税金についての知識もつけていきましょう。
まとめ
これから在宅で副業を始めたいという方に向けて、安全で成功しやすい副業の選び方や得られる収入、税制面で気をつけることなどをご紹介しました。
在宅ワークは相手の顔が見えないことも多いですが、相手あっての仕事ということを忘れず、責任を持って取り組みましょう。
そして時間を有意義に使い、経済面だけでなく、より豊かな生活を送ることができるきっかけになるといいですね。
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