夢がない人へ

こんにちは、真一です。
よく『私には夢がないです』とか『私にはやりたいことがありません』っていって悩んでる方いらっしゃいます。
 

目次

夢がないのは悪いこと?

「大きな夢を持ちなさい」とか、「将来は一角の人間になりましょう」とかっていう話を小さいころから聞いていて、じゃあ大きい夢を持たなきゃいけないって思って何か悩んじゃうわけです。
でも、そういうふうにして持った夢ってほんとは自分がやりたくないことだったりします。
それでも無理やり夢をつくってしまう。

 
これなぜかっていうと、夢がないとなんか「あなた大丈夫ですか?」みたいな風潮があるからです。
僕もそういった風潮に飲まれていた時期がありました。
 
 
昔、300憶円の資産を持ちたいなって思ってた時期があったんです。
もう相当前の話ですけど。
 
なんでかっていうと、そのころはベンチャー企業ブームで起業した成功者たちの資産がそれこそ何百億円ってあったんです。
で、そういう本を読んで『僕もこういうふうになりたい』って思ったわけです。
 
別に300憶円って数字にこだわったわけじゃないんですけど、なぜかそういう風に思ってました。
デカければでかいほどいいっていう風潮があったんで『300憶円だ~!!』って思って、一生懸命勉強したりしてました。
 
 

「本当の自分」から出た夢でなければ意味はない

ただ、今思うとそれは本当の自分から出た夢じゃないんです。
別に300憶円あったってどうせ使いきれるわけでもないし、必要ないですよね。
300憶円あって、何かやりたかったわけでもないですし。
 
もちろんそういう300憶円あったらいろんなことができるんで、それを使って世の中をよりよくしたいっていうような夢があるんだったら、それはそれですごく素晴らしいことだと思います。
ただ何となく周りがこういうからって言って見た夢、作った夢っていうのは、あまり意味がないですよね。
で、もっと言っちゃうと、そういう夢を追いかけるあまりに不幸になってしまう人もいますね。
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大事なのは、夢を持つことよりも「幸せであること」

なんで、夢はあったらあったでもちろんいいんですよ。
だけどなかったらなかったでそれでいいじゃないですかっていうことです。
 
僕らが生きてく中で大事なことっていうのは、幸せであることです。
幸せを感じて生きていくことですよね。
 
もし、夢を持つことによって不幸な状態になるんだったらそれは、意味が全くないですよね。
逆に夢を持つことによって幸せな状態になるんだったら、それはすごく価値のあることだと思います。
でももし、夢がなかったとしてもその状態で幸せだったらそれはそれでいいなと僕は思っていますね。
 
 

夢はなくても幸せになれる

ちなみに僕は特に夢とかないんです。
世の中よくしたいなあっていう気持ちはあります。
で、そういう活動をしている人を応援したいなって気持ちもありますし、実際応援しています。
 
ただボランティアとかぼく好きじゃないんで。
ボランティアとか、僕続くと思ってないんで、ビジネスとしてやってます。
ビジネスとしてやらないと、僕も生活があるし、家族を養っていかなきゃならないですし、何より関係があまりよくないなと思ってるんです。
 
ビジネスとしてお金を生み出すわけなんですけど、ね、そういうお手伝いをしたら。
それにもかかわらずボランティアでやってしまったら、「じゃそこで稼いだお金ってどこに行くんですか」っていう風なちょっと疑念が出てきちゃいますよね。
あなたの懐に入ってるんじゃないですかとかね、それじゃ僕すごくいいように使われてるだけじゃないんですかとかっていうふうに思うタイプなので、僕が。
 
だからボランティアじゃなくてしっかりビジネスとしてやってます。
でもそういう人を応援したい気持ちはめっちゃあるんですね。
 
 
ただ、だからと言って別に具体的にこういう世の中にしたいっていうような夢はない時期もありました。
今は「世の中をよくしたいと思ってそういう人を応援したいな」っていう夢、夢というか目標がありますけど、そういう思いもない日々も結構ありましたね。
 
でもだからと言ってその期間、幸せじゃなかったのかっていうとそんなことはありません。
すごく幸せだったんですね。
 
家族もいて、子供もいて、奥さんとも仲良くやっていて、すごい幸せな日々でした。

今もすごく幸せにやっています。
すごいデカい夢はないけど幸せにやらしてもらってますね。
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夢を追いかけるあまり不幸になってはいけない

片や「私はミュージシャンになりたい」といって不幸になっちゃう人って結構います。
僕の知り合いでもミュージシャンやっている人がいたんです。
 
で、ミュージシャンやっていてどんな生活してるんですかって聞いたら「彼女がいる」と。
彼女がいて「その彼女と結婚したい」と。
 
「結婚したいけどミュージシャンで食べていくことができないからもう全然結婚とかはできそうにない」っていう話だったんです。
「それって誰が嬉しいんですか」って思いませんか?
 
彼女も、もういい年らしいんです。
いい年まで何年もお付き合いして、最終的には「俺結婚できないし」って言って、どこかで関係が終わるわけですよ。
 
そのまま何十年も付き合っていくっていうのは現実的じゃないです。
彼としても、彼女を幸せにしてあげたいのに、結婚したいのに結婚できない。
 
これ「誰が幸せなんですか」と僕、思うんです。
決してミュージシャンっていう夢を僕は否定しているわけじゃないんです。
ミュージシャンっていう夢はあっていいけど、それを追いかけるあまりに不幸になってたらしょうがないじゃないですかっていうことです。
 
ミュージシャンだったらミュージシャンでやっていて、趣味でいいわけです。
趣味でやっていて、たまにコンサートとかやってお金が入ってくるとか、そういう風でいいじゃないですか。

 
そういう風に音楽を楽しみつつ、しっかり生計を立てるような仕事をしていたら、両方楽しめるわけです。
ミュージシャンも楽しめるし、彼女のことも幸せにできるわけです。
 
だからそういう生活をすればいいのになあって、僕いつも思ってました、彼と話すときは。
でも彼は「トップスターになる」とか「ミュージシャンとしてCD100万枚売れるようになる」とか、そういう感じの夢を追っているようだったんで、もうずーっと音楽やっているんです。
で、ずーっと音楽やっててほとんど収入がないんです。
 
それって幸せじゃないですよね。
人生の本質から離れちゃってるわけです。
せっかく夢を追いかけていたと、夢があるけど、デカい夢があるけど幸せになってないパターンですよね。
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夢はあってもなくてもよい

だったら別にそんなデカい夢にしなくていいじゃないですか。
僕はそう思います。
 
最後に僕がお伝えしたいことをまとめるとこういうことです。
『夢はあってもなくてもどっちでもいい』と。
 
でも、自分を不幸にするような夢だったらないほうがいい
自分を幸せにするための手段として夢があるんだったらあったほうがいい。
 

大我レベルの夢を持つとよい

夢もできれば公の夢のほうがいいです。
自分だけが幸せになるとか、お金だけ稼ぎたいとかそういう夢じゃなくて、世の中をよくしたいっていう夢です。
 
お釈迦さまっていうのは、いい人ですよね、ほんと。
仏教では「欲を捨てなさい」とかって言いますけど、お釈迦様だって欲は捨ててないんです。
欲は捨ててないけど世の中をよくしましたよね。
 
どんな夢だったのかっていうとそれは「世の中をよくしたい」っていう夢だったからです。
つまりエゴレベルの夢じゃなくて大我レベルの夢だったんですね。
 
 
こういう夢っていうのはあったらいいですよね。
大我レベルの夢があれば手段なんかいくらでもあります。
 
世の中をよくしたいという夢があったらそのための手段っていくらでも思いつくじゃないですか。
そういう大我レベルの夢から『じゃ自分は何ができるだろうか』っていうふうに落とし込んだ、そういう夢っていうのは僕は素敵だなって思いますし、応援したいなって思います。
 
でもだからといって、ほんとになければないで無理に作るもんでもないですし。
夢っていうのは。
 
なんで、もし今ないんだったら目の前のことに集中してやっていってください
そのうちやりたいことが見つかるかもしれません。
別に見つからなかったら見つからなかったでいいし、見つかったらそれはまたラッキーだなっていう感じで。
 
そういう感じです、今回は。
では、以上になります。

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