ジャングリアと「敗者の美学」の話

おはようございます、片山真一です。

今日はですね、ジャングリアの話をします。

ただ、「どうやったらジャングリアはうまくいくのか」っていう話ではありません。

本当に話したいのは、その先。

「敗者の美学」の話です。

音声はこちらです。

■ ① ジャングリア、相当やばいことになってます

まずは状況から。

2週間ぐらい前に、ジャングリアの1年目の決算が出ましたよね。

赤字が170億円ぐらい。
運営会社と親会社の赤字を合わせたら、下手したら250億円ぐらいになるんじゃないか、とも言われています。

……いやいや、相当やばいですよ、これ。

先行きはだいぶ不透明。
というか、真っ暗っぽい。

世の中からはもう、バッシングの嵐です。

バッシングというか、「やばいよね」ってネタにされてるぐらいの状態になってますよね。

じゃあ、どうやったらうまくいくのか。

僕なりに考えてみたんですけど、結論は——

今、やめる。

身も蓋もなくてすみません(笑)。

あるいは、ハウステンボスを再建させたHISの創業者のような方にお願いする、という手もあると思います。

実際、HISに出資を依頼する、みたいな動きもあるみたいですね。

森岡さん側は完全に撤退して、HISに全権を任せる。
そうしたら資金を注入する——そんな条件付きの話もあるらしいです。

まあ、それはさておき。

いろんな思いがあるとは思いますけど、傷が今より深くなる前にやめる。

それが最適解かな、と僕は思っています。

■ ② 叩かれまくっている森岡さん

で、ここからが本題です。

今、森岡さんは世間からめっっちゃ叩かれていますよね。

かつての実績まで掘り返されて。

「USJの復活も、実は森岡さんの力じゃなかったんじゃないか」

「ユニバはハリー・ポッターで復活したんだから、別に森岡さんの手柄じゃないよね」

「西武園ゆうえんちも、最初はよかったけど今は全然お客さん来てないよね」

なんて話まで出てきています。

丸亀製麺の件もそうですね。

すごい実績を出したかのように語られているけど、実は途中で契約解除になっていて、丸亀製麺側が解除金を何億円か払った、なんて話もあります。
そこまでしてでも解除したかった、ってことですよね。

イマーシブ・フォート東京だって、全然うまくいってなかったし。
計画よりも短い2年ぐらいで閉じちゃったし。

「ブランディングですごい人みたいになってただけで、実は全然大したことないじゃん」

——そんなふうに、もう叩かれまくっているわけです。

でもね。

僕が見たいのは、ここから。

■ ③ 大事なのは「失敗したあと」

大事なのって、失敗しないことじゃないと思うんです。

失敗したあとに、どう立ち振る舞うのか。

ここが人として、めっっちゃ重要なところだと僕は思っています。

もちろん、森岡さんがここからジャングリアを再建させたら、それはそれですごいことです。

うまくいかなかった時に、どうするのか。
失敗した時に、どうやってそこから挽回しようとするのか。

まず、挽回しようとする姿勢が大事。

そして、そのために自分を変える必要があるなら、どう変えるのか。

▼ 借金20億円から上場した社長の話

これは僕の直接の知り合いではないんですが、この間、ある社長さんの話を聞きました。

その方、借金を20億円ぐらい抱えてしまったそうです。

毎日のように借金取りが来る生活。

家もなくなって、精神的にもかなり追い詰められて。

それが、6年ぐらい続いたそうです。

何もかもなくなって、マイナスになったところで、その方は考えたそうです。

「今の自分にできることって、何なんだろう」と。

そうして始めた仕事が、当たった。

そこから数年で、マザーズか何かに上場。
今は上場企業の社長として、また復活されています。

じゃあ、なんでその人は挽回できたのか。

……まあ、挽回しようと頑張ったから、ですよね。

当たり前の話です。

でも、失敗した時にそこで折れちゃう人、逃げちゃう人って、けっこういるじゃないですか。

それじゃいけないな、と思うわけです。

▼ 僕が落ちた会社の社長の話

もう1つ。

昔、エスグラントコーポレーションという、マンションなどの不動産を売っている会社がありました。

実は僕、大学生の時にこの会社の面接を受けているんです。

就活って、みんな何十社も受けたりするじゃないですか。
でも僕は、入りたい会社が2社しかなかった。

だから受けたのは、エスグラントともう1社だけ。

で、これがかなり手応えがよくて。

3次面接ぐらいまで進んで、役員面接の感触もめちゃくちゃよかったんです。

次は社長面接。
もう合格みたいなもんだ、と。

「これ、行ったな」

……と思っていたら、連絡が来ない。

あれ?おかしいな。

まあ、落ちちゃったか。

そう思っていたら、その会社、すぐあとに倒産するんです。

ちょうどリーマンショックの時期で、僕が就活していた頃にはもう弾けちゃってたんですね。

実際、数ヶ月後には潰れていましたから。
たぶん、新規の採用を見送ったんだろうなと。

その会社の社長が、杉本さんという方です。

たしか300億円とか、それぐらいの借金を抱えたんじゃなかったかな。

そこからまた復活して、アメリカで上場。
今もバリバリやってらっしゃると思います。

いい人か悪い人かは、僕は全然知りません。

でも、そうやって復活しようとする気持ち。
挽回しようとする姿勢。

これが本っっっ気で大事なんだろうな、と思いますね。

■ ④ 僕が好きなのは「復活していく人」

スポーツ選手を見るときも、そうなんですよ。

活躍してる選手を見るのも、まあ好きです。

でも、それ以上に好きなのが——

スランプに陥ってる選手。

大怪我をしてしまった選手。

出番がなくなっちゃってる選手。

最近復活した中で言うと、松木くんなんかはずっと見てましたね。

もちろん、南野くんも見てます。

南野選手なんて、リバプールでなかなかレギュラーに定着できなくて、そこからフランスへ。
1年目は踏んだり蹴ったりで、2年目から台頭してきた。

ああいう選手を見るのが、ほんっっとに好きでして。

復活って、波がないところで逆流に耐えなきゃいけない。
その力が必要になるし、そこでまた地力が養われていくわけじゃないですか。

▼ 運よく波に乗っただけの人には、魅力を感じない

だから逆に、初めから運よく波に乗って、それを自分の能力だと勘違いして”ウェイウェイ”してるような経営者。

あんまり魅力を感じないんですよね。

億り人っているじゃないですか。

僕、何人か会ったことあるんですけど、人間的な魅力は全然感じなかったです。

お金だけはある。
でも、なんだろう……中身がない。

そういう人が多いな、と。

もちろん戦略的にやってる人もいるんでしょうけど、少なくとも僕には響かない。

そうじゃなくて、復活した人。

こういう人には、めっっちゃ魅力を感じるわけです。

▼ 三井寿がかっこいい理由

スラムダンクで言ったら、三井寿です。

三井寿があのまま不良で終わってたら、「あぁ、終わっちゃったね」で終わりですよね。

でも、そこから復活してくるわけじゃないですか。

「安西先生……バスケがしたいです」

この一言を言うまでに、2年かかってるんですよ。

2年ですよ!?

自分を乗り越える強さ。
ひたむきに頑張る強さ。

いやぁぁぁ〜〜〜、ほんっとにかっこいい。

■ ⑤ 叩いてるだけの人が、一番しょうもない

だから森岡さんにも、頑張ってほしいなと思っています。

まあ一番いいのは、すぐやめて「すみませんでした」と。
そのうえで今後精進してもらう、という形だと思いますけどね。

ただ、森岡さんに関しては、お金の動きがちょっと不透明に見えるところもあるんですよね。

森岡さんのファミリーの会社にお金がいっぱい流れている、なんて話もあったりして。
あくまで僕の印象ですけど、ちょっとグレーだな、と。

さすがに詐欺とかで捕まってしまうような人は、僕はあんまり応援できません。

もしそういうことなら、「悪いことはしないでね」って感じです。

でも、そうじゃないなら——本当に頑張ってください。

世の中は今、森岡さんをめっっちゃバッシングしてますよね。

うまくいかない人を、すぐ叩く。

アホみたいに。

でもね。

なんもやってないやつが、一番しょうもないんですよ!!

やってる人を叩くのって、めちゃくちゃ恥ずかしいことだと僕は思います。

失敗した人っていうのは、挑戦して失敗してるわけです。
挑戦すらしてない大多数の人より、よっぽどいい。

100倍マシですよ。

成功っていうのは、失敗の先にあります。

だから、失敗した人を叩いていると、いつかその人は成功するんです。

そうしたら、手のひらを返して言い出すんですよ。

「いや、俺はうまくいくと思ってたんだよね」とか。

……は?

そういう恥ずかしい生き方は、僕のメルマガの読者さんにはしてほしくないなと思っています。

うまくいったり、いかなかったり。

よかれと思ってやったことが、裏目に出ちゃったり。

いろいろありますよね。

でも、やっぱりそこで踏ん張るのが大事。

だから、これからも一緒に踏ん張っていきましょう。

そして、今うまくいってる人は調子に乗らずに。

今のうちに、地力を養っておきましょう!

それでは!

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