おはようございます、片山真一です。
今日は、「「全額補償します」で安心していいのか?」についてお話しします。
前回、バイナンスの1兆円流出について、
「足はついているのに取り返せない」という話をしました。
今回は、これが仮想通貨だけの話じゃない、という話です。
日本でも、もう起きている
2024年、DMMビットコインから約482億円分のビットコインが流出しました。
こちらも警察庁が、北朝鮮系のハッカー集団の関与を特定しています。
きっかけは、LinkedInで採用担当者を装って、関連会社のエンジニアに近づいたこと。
「採用試験」と称して、不正なプログラムを送りつけたんです。
(手口がもう、泥棒というより就職活動……)
そして今月は、GMOです。
FX取引用のサービスに不正アクセスがあり、顧客のパスワードなどが流出。
攻撃者から約79億円の支払いを要求され、
断ったら顧客の個人情報をネットに公開され始めている、という状況です。
証券口座の乗っ取りも、2025年は1月から8月だけで、
不正な取引額が約6700億円を超えました。
どこも、セキュリティは固いはずでした。
GMOの社長も、社内の技術者から事前に課題を指摘されていた、と謝罪しています。
「どんなに固くても、どこかに抜け穴はある」
これが現実だと思います。
「全額補償します」で安心していいのか?
バイナンスは、損失は全額補償すると言っています。
ただそれは、バイナンスが世界最大の取引所で、それだけの体力があるから。
じゃあ、体力がない会社だったら?
実は、その答えも日本で出ています。
DMMビットコインは、550億円の補償資金を用意して顧客を守りました。
でも、その年の12月に廃業しています。
「補償はできた。でも、会社は持たなかった」
もっと小さい会社なら、補償する前に会社ごと終わる可能性だってあるわけです。
僕の見解
こういう被害は、これから減るどころか、めちゃくちゃ増えていくと思っています。
守る側が全部対応しきれるかといったら、正直、無理だろうなと。
いずれ新しい枠組みが必要になるはずですが、
それが整うまでは、自分で備えるしかありません。
銀行は固いから大丈夫、と言われても、
「いや、どっかに抜け穴はあるでしょ」
と思ってしまうのです。
なので僕は、データだけでやり取りするお金や資産に、全部を預けるのは危うい、と考えています。
全部とは言わないまでも、ある程度は手元の「現物」で持っておいた方がいい。
もちろん現物だって、盗まれたり燃えたりはします。
だからこそ、
「どこか1か所に、全部を置かない」
これが一番の備えになるはずです。
お金だけの話じゃない
で、ここからが本題で、
この「データは一瞬で書き換わる」という話、
実はお金だけじゃなく、人間関係にもそのまま当てはまります。
この続きは、また次回お話ししますね。
はい、ということで今日は、「「全額補償します」で安心していいのか?」についてお伝えしました。
それでは!
