ネットビジネスに興味のある人なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
- 「リスト取りマーケティング」
- 「リストマーケティング」
- 「リストブランディング」
…こんな言葉。
- 「リスト取りマーケティングの副業は稼げる?」
- 「リストマーケティングで月100万の不労所得を実現!」
- 「リストマーケティングで月収1000万も夢じゃない!?」
…などなど。
思わずクリックしたくなる刺激的な記事タイトルが、検索結果に並びます。
本当に、こんなことが実現可能なんでしょうか?
リストマーケティングを正しく理解して、どうすれば本当に稼げるのか、詳しくお伝えします。
ネットビジネスに関するモヤモヤが、スッキリ解決できますよ。
リスト取りとは?~その重要性~
まず大前提として、言葉の意味をしっかり理解しておきましょう。
「リスト」というのは、顧客リストのことです。
顧客リストにも大きく2種類あって、厳密には、
- 商品をまだ購入したことがない人のリスト=見込み客リスト
- 商品を買ったことがある人のリスト=顧客リスト
に分かれます。
今回の所は特に区別せず「顧客リスト」として扱います。
「なんだ、それだけ?それぐらいなら、知ってるよ…」
と思うのはまだ早い!
ここからが、本質の話です。
ひとことで顧客リストと言っても、その中身は、とても奥深いのです。
なぜなら、顧客ひとりひとりのステージが違うからです。
つまり、リストには、以下のように6つの段階があるのです。
<ポイント!>顧客のステージは、6段階
- <第一段階> 商品の存在を知らない段階
- <第二段階> 問題意識を持つ段階
- <第三段階> 問題を解決する方法があることを知る段階
- <第四段階> 商品の存在を知る段階
- <第五段階> 商品を購入する段階
- <第六段階> 商品のファンになる段階
どういうことか、もう少しわかりやすく説明します。
あなたがこれから売ろうとしている商材(商品やサービス)があるとします。
その商材に対する距離や理解度や関心は、顧客ひとりひとりによってそれぞれ異なります。
仮に、あなたが売ろうとしている商材が「副業で月10万稼ぐ方法」という情報商材だったとします。
これを6つの段階にあてはめてみましょう。
<第一段階> 商品の存在を知らない段階
普通この商材は、街のコンビニやスーパーで売っているようなモノではないですよね。
形もないし、誰でも知っているような商品でもありません。
商品の存在すら気付いていない人がほとんどです。
つまり、「知らない段階」ですね。
では、見込み客はどんな人なんでしょうか??
そして、どんな誘導をしていけば良いのでしょうか?
<第二段階> 問題意識を持つ段階
副業で10万円稼ぐ為の商材なので、例えば、対象はこんな悩みや不安を持っている人になるでしょう。
- 安定した収入はあるが、決して満足のいく給料ではない
- 仕事内容も楽しいとは言い難い
- この先、会社が順調に売り上げを伸ばしていって、給料が増えていく保証がない
- 何か、サイドビジネスのようなことで、月数万円でも稼げたら、給料の足しになるし、心に余裕も生まれて本業も楽しめると思っている
- 副業の内容によっては、「自己実現」という、本業では味わえない達成感や喜びが味わえるかもしれないと期待をしている
つまり、「問題意識を持っている段階」の人です。
さて、次に、この人がとる行動は何だと思いますか?
<第三段階> 問題を解決する方法があることを知る段階
そうです、ネット検索です。
「サイドビジネス」とか「副業」とか「稼ぐ」とか「月数万」などのキーワードを使うでしょうか。
すると、検索結果から、色々なサイトが出てきて、
「へぇ~、こんな副業があるんだ」とか、
「
副業の稼ぎが本業の稼ぎを抜く人もいるのか」など、
どうやら解決法があることを学びます。
そして、さらに色々調べていきます。
<第四段階> 商品の存在を知る段階
その時、あなたの商品である「副業で月10万稼ぐ方法」を知るかもしれません。
知ってもらったら、「あなたの商品の存在を知っている段階」の人です。
<第五段階> 商品を購入する段階
あなたのマーケティングがうまく機能して、この若者があなたの商品を買ってくれたとします。
この段階で、初めて、この人は「見込み客」から「顧客」のステージへと足を踏み込みます。
<第六段階> 商品のファンになる段階
あなたの商品を利用して、問題が解決し、とても満足したら、あなたから別の商品も買いたいと思うでしょう。
次の商品も、恐る恐る買ってみます。
また、とても良い商品でした。
次の商品は、あまり迷わず購入しました。
期待通りの満足いく商品でした。
商品だけでなく、それに付随する情報提供やサービス、雰囲気などがとても心地よく、すっかり「お店のファン」になっている段階です。
どうでしょうか。
「ステージの違い」というのがどういうことか、イメージできましたか?
「意識レベルの違い」と言っても良いかもしれません。
今は、ひとりの人の意識や行動の段階を書きました。
が、これが、顧客ひとりひとり、今、どの段階にいるのか?ということが違うということです。
ここに、顧客リストの奥深さがあります。
「顧客リスト」を、単なる「リスト」だとしか思えない人は、失敗します。
リストの1件1件、つまり、メールアドレスのひとつひとつを、「自分のお店に寄ってくださった貴重なお客様」と意識できるかどうかが、リストマーケティングで成功できるかどうかのカギになるので、最初にお話ししました。
ここでやっと、「リスト取り」のお話です。
「リスト取り」とは、リストを集めることです。
メールアドレスを集めることですね。
イメージとしては、新規顧客の開拓です。
「新しいお客様に、お店に足を運んでもらう」という感覚に近いかもしれません。
100人分のリストが取れれば、初心者なら月10万、中級者なら50万、最高100万稼げる、と言う人もいます。
どういうことなのでしょうか。
ここでひとつ補足なのですが、
「リスト=メールアドレス」という話をしましたが、最近は、LINE@に登録してもらう方法も、メールアドレス獲得と同じかそれ以上に、重要視されつつあります。
リスト取りの数の目安として、
「メールアドレス3人、LINE@5人を毎日獲得」と挙げる人もいます。
スマホユーザーの方が多いので、LINE@の方が獲得しやすいという側面があります。
スマホユーザーはメールをほとんど使わない、というデータもあります。
じゃあ、メールアドレスのリスト取りはもう必要ない?
そう考えるのは、ちょっと尚早です。
メールアドレスとLINE@は、その性質や使い方が違います。
どちらか一方だけにするより、両方のリスト取りを同じぐらい重視した方が、だんぜん有利です。
メールマガジンとLINE@の違い
ひとつ例を挙げると、メールアドレスは取得した後、メールマガジンをを発行して、最終的に商品を買ってもらうように段階を踏むのですが、メールマガジンとLINE@では、売れる商品の価格が違います。
メールマガジンは高額商品向け、LINE@は低額商品に向いています。
他にも、メールマガジンとLINE@では、メディア特性が違うので、できれば両方向からアプローチする方が有利なのです。
利用者の年齢層も違います。
どちらか一方に頼るより、両方からリスト取りをした方が、顧客の幅が広がることは明らかですよね。
もうひとつ。
メールマガジンは、迷惑メールに振り分けられてしまい読まれないリスクが、LINE@はブロックされるリスクがあります。
では、具体的に、リスト取りの方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
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リスト取りの方法は?
無料でできるリスト取りの方法は…
- ブログ
- 無料レポート
- SNS (Twitter、Facebook、Instagram)
- YouTube
お金がかかる方法としては…
- 懇親会
- 広告(PPC,Facebook,YouTube等)
ちょっと力技的な方法ですが…
- 個人LINEからLINE@に登録してもらう
- LINE@からメルマガに登録してもらう
等があります。
他にも、色々考えられると思いますが、代表的なものはこれぐらいです。
詳しく見ていきましょう。
ブログ
ブログの一番良いところは、検索から来てもらえるところです。
何か興味・関心があることや解決策など、知りたいことをキーワードで検索した時に、あなたのブログが検索結果の上位に上がってくれば、クリックしてもらえる確率は高まります。
つまり、SEO対策をしっかりしておけば、あなたの商品に興味を持ってくれそうな人を集めることができるのです。
SEOというのは、日本語で「検索エンジン最適化」と言います。
ますますチンプンカンプンですね(笑)。
SEO対策というのは、特定のキーワードで検索したときに、自分のサイトが検索結果の上位に表示されるように対策することを言います。
対策と言っても、今はAI(人工知能)の進歩が著しいので、その進歩に合わせて対策も変えていく必要があります。
一昔前によく言われた、キーワードをなるべくたくさん本文に詰め込むとか、クリックの回数をとにかく増やすとか、被リンクを増やすとか、そういう原始的な(?)対策は、今は全く通用しません。
今は検索エンジンのAIが限りなく人間の頭脳に近づいてきており、記事の内容を「読者にとって本当に価値のあるものなのか?」と見極めることができるのです。
価値のあるものから順番に、検索結果の上位に持ってきているといわれています。
ですので、下手な小細工を考えるよりは、まず、記事の内容を価値あるものに充実させることが、とても重要です。
さて、話を元に戻して…
ブログの記事を充実させて、検索からの訪問者を増やし、メールマガジン登録のフォームとLINE@登録のURLを入れておきます。
ブログの記事だけで弱い場合に効果があるのが、次の無料レポートです。
無料レポート
無料レポートスタンドといわれる、電子書籍を無料で配布しているサイトがあります。
一番充実している無料レポートスタンドは、「メルぞう」です。
そこに、作成した無料レポートを登録しておきます。
無料レポートをダウンロードするには、メールアドレスを登録しないといけないシステムになっているので、ダウンロードした人のリスト取りができます。
無料レポートで重要なのは、
1.タイトル
2.画像
3.中身の紹介文
です。
読みたい!と思ってもらえるようなタイトルを工夫することが必要です。
タイトルと一緒に画像も登録できるので、本の表紙のような画像を準備するとダウンロードされやすくなります。
内容を連想させるようなイメージ画像を工夫しましょう。
中身の紹介文ですが、あまり長すぎるのもどうかと思いますが、短すぎるのも、内容が薄っぺらいように感じてしまいます。
次のような流れを意識すると良いですよ。
①発行者の簡単な紹介(1~2行)
「はじめまして、○○と申します。当ページを開いていただきありがとうございます!」など。
↓
②内容の簡単な説明(3~5行)
「このレポートでは、ビジネスでつまずく5つのパターンを紹介しています。事例を交えて、原因と対策を詳しく解説しているので、初心者にもイメージしやすい内容になっています…」など。
↓
③これを読むと、どういう良いことがあるのか(3~5行)
「このレポートで述べられていることを実践すれば、初心者の7割が陥ってしまう失敗パターンを回避し、たった60日でビジネスを軌道に乗せることができます…」など。
↓
④内容の目次 or 見出し
「1.起業を考えた時に陥りやすいマインドとは?
2.良い商品なら売れるという誤解
3.ブランド力のない商品は、こう売る!
4.… 」など。
しかしここまでこだわって書いたとしても…
中身が伴っていなかったら、何にもなりません。
まずは、無料レポートのコンテンツを充実させることが、一番重要です。
中身は、文章をPDF、動画、音声動画など色々できますよ!
ただ、リストの質はあまり良くないので、育てるのには頭を使いますが。
SNS
次の方法は、SNSです。
SNSは、Twitter、Facebook、Instagram等ですね。
SNSでのリスト取りは、毎日記事を更新しないといけないのが、一番大変なところです。
あと、SNSはほとんどの人がスマホで利用しているので、メールマガジン登録よりLINE@登録のリストの方が増えやすいという性質があります。
それぞれのSNSの更新頻度の目安、リスト取りの方法を紹介します。
①Twitter
更新は多ければ多いほど良いです。
自動つぶやきツール、自動フォロー・アンフォローツールなど、有料・無料ともに便利なツイッターツールがたくさんあるので、上手に利用しましょう。
ツイートに、売り込みやメールマガジン登録のお願いなどを書くのはNGです。
プロフィールに、さりげなく、メールマガジン登録のURLとLINE@のIDやURLを載せましょう。
あとは、ネットビジネスに興味がありそうな人をフォローしたり、来たメッセージにマメに返信をしていくと、リストの数が増やせます。
②Facebook
更新は1日2~3記事を目指しましょう。
更新の時間は、1日2回なら、朝5時~8時の間と夕方5時~8時の間、1日3回なら、朝晩と、昼11時~12時半ぐらいがベストの時間帯です。
毎日更新する記事の下に、LINE@のID/URLとメールマガジン登録のURLを入れます。
毎回入れたら嫌がられるのではないかと言う人もいますが、記事を毎回見ている人の方が少ないので、常に初めて見てくれた人を意識して、すべての記事の下に入れるのが良いです。
また、記事欄にURLを入れると検索エンジンが嫌うという指摘もあるので、メールマガジン登録のURLやLINE@は、コメント欄に入れるという人もいます。
ただ、内容が小難しいとスルーされますし、ビジネス臭がする投稿も嫌われるので要注意です。
Facebook内でリストを取るというよりも、リンクでブログに誘導して、そこでオプトイン(登録)してもらうのが無難でしょう。
このへんは、自分で反応を見ながら色々試すと良いと思います。
プロフィール画像やメイン画像、プロフィールの内容、投稿記事の文章や写真なども、反応を見ながら、どんどんブラッシュアップしていくことをおススメします。
③インスタグラム
インスタも、Twitterと同じく、投稿写真のコメントにURLを入れるのはやめましょう。
Twitterと同じように、プロフィールにさりげなく、FacebookやブログのURLや、LINE@のIDを載せておきます。
以上がSNSの更新頻度、リスト取りとなります。
YouTube
動画の下の説明欄に、メールマガジン登録のURLやLINE@のID/URLを入れておきます。
チャンネル登録者を増やすために、とにかくたくさん動画をアップすることが必要です。
顔出しや声の動画は、怪しさを払拭して信頼感を与えるのに、圧倒的な効果があります。
そのため、YouTubeからメールマガジンを登録した人は、メールマガジンで商品を紹介した時の成約率が高い!というデータがあります。
懇親会
勉強会やセミナーなどに参加して、その後の懇親会で親しくなった人に、自分のメールマガジンなどを宣伝するという方法です。
自分のビジネスに関連する勉強会やセミナーであれば、同じような興味を持った人が集まるので、関心を持ってもらえる確率は高いです。
ただ、あからさまな売り込みや宣伝などをするのは逆効果ですので気を付けましょう。
名刺を渡したり「LINEを交換しましょう」という自然な会話の流れで、自分の活動を知ってもらわなければ意味がありません。
ネットを使ったリスト取りのように、確実な方法ではないかもしれませんが、リアルな出会いの場での交流は、人として信用を得られるこの上ないチャンスです。
というか、売り込み目的で近寄ってこられたら普通に引きますからね(-_-;)
コツはこちらご覧ください。
個人LINEから
その他の方法として、個人LINEからメールマガジンやLINE@に登録してもらうという方法をご紹介します。
誰でもできる方法ではないと思いますが、色々な活動に参加していて、グループLINEの多い人には有効な方法です。
流れとしては、次のようになります。
1.グループLINEに登録してる人を一人ずつ友達登録
↓
2.タイムラインに自分のLINE@IDとメルマガ登録URLを載せる
↓
3.タイムラインを見てくれた人が登録
リスト取りの具体的な方法を、ざっと紹介しました。
できるだけたくさんの方法を組み合わせて使うことをおススメします。
なぜなら、人によって、ネットの利用方法は様々だからです。
さて、これだけ苦労して「リスト取り」をして、そのリストをどのように活用するのでしょうか?
ここからは、集めたリストからお金を生み出す方法を紹介していきます。
メルマガリスト獲得のコツ
ここまで、リスト取りについて詳しく書いてきましたが、「リスト取り」はあくまで準備や手段であって目的ではありません。
リスト取り = メールアドレスを教えてもらう = メールマガジンを購読してもらうです。
顧客はあなたのメールマガジンを読みたくて、メールアドレスを登録してくれています。
メールマガジンで、いかに価値のある情報を届けるかがとても重要です。
そのため、メールマガジン登録ページ(ランディングページ)は超絶重要です。
ライティングを勉強しましょう!
では、メールマガジンを購読してもらう目的はなんでしょうか?
見込み客に商品を販売することだと思っていませんか?
それは間違いです。
目的は、
・その商品が必要な見込み客に、商品を販売すること
もしくは、
・見込み客と価値観を共有し、仲間になること
です。
巷では往々にしてこんなことが教えられています。
____メールマガジンの間違った役割(巷の例)_____
メルマガを発行する側と購読する側で、ギブ&テイクの関係を考えてみましょう。
ギブ テイク
発行者 価値ある情報 商品の販売
購読者 商品の購入 価値ある情報
こういう関係が成り立ちます。
発行者は、価値ある情報を提供する代わりに商品の紹介をして、商品を購入してもらいます。
購読者は、無料で価値ある情報を手に入れる代わりに、商品を購入します。
購読者にあなたの商品の価値を、メルマガを通して伝えていくのです。
それが、価値観の共有です。
「商品を売り込む」というより、「顧客の気持ちに変化を与える」と言った方が近いのかもしれません。
顧客が「あなたの商品を買いたい!」という気持ちになっている時に商品の売り込みをすれば、購入してもらえる確率は格段に高くなります。
それが、メールマガジンの役割です。
メールマガジンの登録をしてもらい、メールアドレスを獲得できたとしても、メールマガジンの内容がつまらなければ、そのうち購読解除されてしまいます。
そうならないためにメールマガジンの内容はとても重要です。
メールマガジンをしっかり購読してもらうことで、顧客との関係性を深めることができます。
あなたの人となりや信条、考え方などもわかってもらえるでしょう。
そういうこと全てを含めて共感してもらえるようになれば、あなたの顧客リストは、より中身の濃い、価値のあるリストへと成長します。
____巷の例ここまで____
まあ、僕も「売らんがなメルマガ」を学んだ時はこういうことを信じていました。
でも、これは根本的にずれてますよ。
メールマガジンで本当に大事なのは、
「メールマガジン発行者に対する見込み客の信頼構築」です。
その為の情報提供です。
まあ、ちょっと説明が難しいですが、「売ろう売ろう」としてる人からは買いたくないですよね。
それから、よく「リスト取りは、どのくらい必要ですか?」という質問があります。
その答えは当然、「目標による」です。
リストの数は多いに越したことはありませんが、少ないからといって、ダメなわけでもありません。
ただ、リストの質は高いほうが良いです。
あなたに信頼を寄せて共感してくれている顧客のリストだとしたら、たとえ10件でも、とても中身の濃いリストです。
10件は少し極端な例かもしれませんが、リストの数としては「100件あれば充分成果が出せる」といわれます。
大切なのは、「1日●件!}「トータル●●件!」という数字ばかりを追うのではなく、顧客の感情を読み取り、今この顧客はどういうステージにいるのか?ということに関心を払うことです。
それから、リストを育てることが重要なんですね。
集めたリストを「育てる」ことこそ、
「リストマーケティング × メールマガジン」の重要なポイントと言えます。
これが上手く機能して、初めて収益を上げることができるのです。
次はその方法を見ていきましょう。
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リストマーケティングとは?
顧客リストを活用した販売活動を「リストマーケティング」といいます。
リストマーケティング…などと聞くと、すごく最新のビジネス手法?と、思われがちですが、そうではありません。
なんと、江戸時代の商人ですら、ちゃんとリストマーケティングを理解して、顧客リストを活用していたのです。
その証拠に、江戸時代の商人は、火事になったら、何を差し置いても「顧客台帳」を真っ先に持って逃げたと言われます。
商品が燃えてなくなろうとも、顧客台帳さえ残っていれば、また新たに商品を仕入れて販売できるということをわかっていたんです。
それだけ顧客台帳の価値を理解していたんですね。
江戸時代の商人だけではありません。
通販番組なんかでも、昔から、リスト取りをしています。
- 「初回限定●●円でご提供!!」
- 「1台ご購入の方に、なんと、もう1台プレゼント!」
- 「これだけじゃありません!さらに、さらに、●●もお付けします!」
こういうのは、すべて、リストを取るための手法とも言えます。
「そんなに安くしても大丈夫なの!?」
「そんなにオマケをつけてくれちゃうんだ!?」
って、不思議に思う時ありませんか?
または、
「通常価格って、どれだけボッたくってんだ!?」
って、思ったり…。
なぜここまで安い価格で宣伝するかと言うと、リストが欲しいからなんですね。
通販の場合、何か購入すれば、「名前、住所、電話番号」を必ず情報提供せざるを得ません。
売る側としては、一度これらの情報を入手できれば、別の商品や新商品が出た時には、案内を送ることができます。
購入履歴ゼロの人に何かをひとつ買ってもらうより、何かひとつでも購入履歴のある人に、ふたつ目を買ってもらう方が、格段に確率が高いんですね。
これが、リストマーケティングの基本的な考え方のひとつです。
新規で買ってもらうより、リピートで買ってもらう方が簡単!なのです。
では、
「リストマーケティングでは、新規のお客様に対してはアプローチしないのか?」
と言うと、もちろん、そんなことはありません。
ただし、アプローチの方法を変えるのです。
あなたの商品を一度も買ったことがないお客様と何度も買ったことがあるお客様では、アプローチの内容を変えた方が良さそうだということは、なんとなくわかりますよね。
これは、売る側の立場からは売り上げを伸ばすためという理由があります。
しかし、それよりも買う側の立場に立って、「一見さんと上得意様が同じ扱いでは、失礼だ」という理由からです。
「一見さんだから適当な扱いで、上得意様だから丁寧な扱いで…、」
そういうことではありません。
どちらも大切なお客様なので、丁寧に扱うのは当然です。
ですが、一見さんと上得意様では、あなたの商品やあなたの店のブランド、またはあなたというブランドに対する知識も、理解も、思いも違いますよね。
そういうものを考慮に入れた上でアプローチをするというのが、リストマーケティングのもうひとつの大切な考え方です。
例えば、よく行く近所のコンビニがあるとします。
店員さんは、たくさんのお客様を相手にするので、いちいちお客様の顔は覚えてないかもしれません。
でも、買う方は店員さんの顔って、けっこう覚えますよね。
レジで会計する時、おそらく、そういうマニュアルがあるのでしょう。
「●●カードはお持ちですか?」
と、聞かれます。
持っていないし、作る気もないので
「持っていません」
と答えます。
近所のコンビニなので、しょっちゅう利用します。
利用する時間帯も同じなので、店員さんが同じことも多いです。
そして毎回、
「●●カードはお持ちですか?」
「レシートはご入用ですか?」
と聞かれたとします。
どうでしょうか?
コンビニの店員さんとして、こういう対応は極めて普通ですよね。
特に問題もありません。
だからこそ、もし、お客様の顔を覚えて、
「珍しい時間にお越しですね!」とか
「●●の期間限定商品入ってますよ!」
なんて声をかけるコンビニの店員さんがいたとしたら、一気にそのコンビニに親近感がわくと思いませんか。
あれ?うっとうしい?(笑)
個人的にもこんな経験があります。
ある会社に勤め始めた時、会社近くのコーヒーチェーンに、出社前にコーヒーを飲もうと思って立ち寄りました。
私はコーヒーを「ミルク入り・砂糖なし」で飲むので、コーヒーフレッシュだけ受け取って、砂糖は返しました。
その店は、セルフでミルクや砂糖を取るシステムではなくて、レジのところで店員さんが渡してくれるシステムだったのです。
次の日の朝、また同じ店に立ち寄ってコーヒーを注文したら、なんと、レジのお姉さん、コーヒーとミルクだけをちゃんと渡してくれたのです。
「ん?たまたま?」
と、思ったのですが、次の日も、またその次の日も、同じようにコーヒーとミルクを渡してくれます。
もちろん、毎日同じお姉さんです。
ある時、家で朝ご飯を食べそびれたので、レジ横に置いてあるドーナツを一緒に買いました。
すると、次の日、なんと、
「今日はドーナツよろしいですか?」
と、笑顔で聞かれたのです。
どうですか、このお姉さん。
その会社に勤めていた間、私は毎朝そのコーヒーチェーンに通いました。
すっかりそのお姉さんのファンになっていたんですね。
コーヒーを飲みながらレジを観察していると、出勤前の会社員風の人たちでだいたいいつも列ができています。
そして、ほとんど何も言わなくても、お姉さんは「いつもの」を出してくれているようでした。
コーヒー、紅茶、砂糖付きか、ミルク付きか、レモンか…。
カスタマイズも完璧です。
そのため、行列ができていても、どんどん人はさばかれていきます。
お姉さんがお客さんと言葉を交わしている様子はほとんどありません。
「すごいな。このお姉さん、プロだな」
と、思いました。
私がもし経営者だとしたら、こういう人は、絶対手放したくないなとも思いました。
ここまで出来るのは実際に一対一のやり取りができるからですが、できるだけそれに近づけようというのが、「リストマーケティング × メルマガ」です。
「リストマーケティング×メルマガ」最強説
リスト取りをする最初の目的は、メールマガジンの購読者になってもらうことです。
メールマガジンをを発行しなくても、ブログやSNSなどで情報発信することは可能です。
では、メールマガジンとブログの情報発信、いったい何が違うのでしょうか?
ブログの情報発信は、常に「待ち」の姿勢です。
情報を発信して、あとは、興味を持った人が見てくれるのを待っている状態です。
一方、メルマガは、「攻め」の情報発信と言えます。
こちらが出したい時に、出したい人へ、出したい情報を発信できます。
その特性を使って、ステップメールを使うことができます。
ステップメールとは
ステップメールとは、あらかじめ決められた内容でメルマガ記事をいくつか作っておき、登録してくれた方に、順番に送るという手法です。
月額制では「アスメル」が有名です。
僕はずっと使うので、Cyfons(サイフォンス)を使ってます。
たった3万円ですし、会員ページもつくれるのでかなりお買い得でした。
ステップメールの良いところは、
- 顧客を育てることができる
- アフターケアを充実させられる
- 自動化できる
この3点にあります。
以下、詳しく説明します。
1.顧客を育てることができる
あなたの商品を全く知らなかった人たちが、まずひとつ目の商品を購入するまでには、だいたい似たような感情のステップを踏むことは先程お伝えしたとおりです。
①商品の存在を知らない
↓
②問題意識を持つ
↓
③検索して、問題解決の方法があることを知る
↓
④商品の存在を知る
↓
⑤商品に興味を持つ
↓
⑥商品を購入する
さて、それぞれの段階ごとに、「かゆいところに手が届く」ような情報を、ステップメールで提供したらどうでしょう。
正しい道のりで、あなたの商品の価値を伝えることができ、商品購入後の満足度も高まります。
「なんだか無理やり勧められて、勢いで買っちゃった」
ということがなくなるのです。
「商品を買う」という行為は同じでも、「なんとなく買っちゃう」のと「納得して買う」のとでは、内容が全く違います。
商品を購入した後にも、同じことが言えます。
2.アフターケアを充実させられる
まず最初の商品を買った後から、次の商品を買う、そしてまた次の商品を買う…という段階でも、人は似たような感情のステップを踏むことがわかっています。
①商品を購入する
↓
②購入に迷いが生じる
↓
③購入を正当化して納得する
↓
④満足度が高ければ、次の商品を購入する
↓
(②~④の繰り返し)
↓
毎回満足度が高ければ、ファンになる
↓
「②」と③の段階を踏まずに、次の商品を購入する
↓
新商品が出れば、すぐに購入する
僕はネットでものを買うことも多いです。
「うまいな」「マーケティングがしっかりできているな」と思うショップは、商品購入後3週間くらいのアフターフォローが充実していたりします。
例えば…
1週間後:
「商品の使い心地はいかがでしょうか?何か不具合はございませんか?」
2週間後:
「商品レビューを是非投稿してください。投稿いただいた方には…」
3週間後~:
別の商品のおススメ、新商品の案内、カタログ送付、キャンペーンの案内、季節ごとの企画案内、etc.
こういう感じで、購入者の心を離さないような工夫がされています。
売る側は、新規顧客の開拓や、商品を買ってもらうところまでは力を入れて頑張るのですが、購入して頂いた後のことは、ついつい忘れがちです。
でも、一見さんが上得意に成長してくれるかどうかは、ひとつ目の商品を購入して頂いた時からが勝負なのです。
購入後の感情の動きを理解して、その感情に寄り添うようなアフターフォローを、ステップメール化することが出来るのです。
3.自動化できる
ステップメールの良いところは、こういう一連の情報提供を、自動化できるところです。
それにより、見込み客の成約率と既存客のリピート率が、確実に高くなります。
ステップメールの使い道は、アイデア次第で、まだまだいろいろ可能性がありますね!
リストマーケティングの副業は稼げる?
ここまで、リストマーケティングの重要性を、いろんな角度から書いてきましたが、
「じゃあ、ぶっちゃけ、
リストマーケティングの副業って、稼げるの?」
という質問が、よくあります。
個人の話をすれば、リストマーケティングを駆使して稼いでる人は年収数億円あったりします。
自動で1億とか。
リストから講座などに集客して、数千万円稼ぐような人ならよくいますよ。
ただ、ここでひとつ、また、基本的な言葉の確認なんですが、
「リストマーケティング」というのは、顧客リストを活用した販売活動のことです。
ですので、リストマーケティングそれ自体で、稼げるとか稼げないということではないので、そこだけ間違いのないようにしたいですね。
大事なのは、リストマーケティングの知識やスキルを身につけて、自分のビジネスや仕事にどう活かすか?ということです。
江戸時代の商人が、顧客台帳を何よりも大切にしていた話がありました。
通販業者は何十年も昔から、リスト取りにお金と労力をかけてビジネスを拡大させてきました。
実際、どんなビジネスをするにしても、リストマーケティングの知識があるかないかでは大違いです。
それは、リアルビジネスでもネットビジネスでも同じことです。
ビジネスで稼ぐには、リストマーケティングが不可欠といえます。
それほどまでに重要なリストマーケティング。
そのメリットとデメリットを理解して、効率よく活用しましょう。
メリット
リストマーケティングを活用したビジネスには、たくさんのメリットがあります。
そのいくつかを紹介します。
低コストでできる
メルマガを使ったリストマーケティングであれば、配信のシステム料やサーバー代、ドメイン代ぐらいしか料金はかかりません。
例えば僕の場合なら1ヶ月で、
- サーバー 1000円
- ドメイン 100円
- メルマガ配信システム 初めだけ3万円(今は無料)
です。
大人数にまとめて案内や売り込みができる
メールを使った売り込みであれば、一斉送信で、一度に何人もの人にアプローチすることができます。
対面での接客や、電話で個別に売込みをすることを考えれば、リストマーケティングの効率の良さや効果は明らかです。
顧客の段階や属性に合った案内や情報提供ができる
ステップメールなどを使い、段階に合わせたマーケティングをかけることができます。
また、商品の購入履歴から、その人の好みや利用頻度に合わせたアプローチも可能です。
見込み客 → 顧客 → 常連客 → ファン… というように、顧客を育てることもできるのです。
一度リストを取れば何度でも商品紹介ができる
一度リストが取れれば、その人に、何度でもアプローチできるのも、リストマーケティングのメリットです。
すぐには成約につながらなかったとしても、根気よく情報提供をし続ける間に、商品購入につながるきっかけができるかもしれません。
広告収入を得られる
他者の商品の広告をすることで、広告収入をることもできます。
アフィリエイトとよばれるものですね。
自動化できる
メルマガ配信システム、ステップメール配信システム、無料レポートスタンドなど、専用システムを使うことで、仕組みが自動化できます。
空いた時間は、より価値の高い情報を提供できるようインプットに使うなど、さらに顧客の役に立つ利用の仕方ができます。
デメリット
反対に、リストマーケティングのデメリットも押さえておきましょう。
見込み客や顧客との関係構築に時間がかかる
そもそもリストを取るのに苦労する人が多いです。
更に、メルマガの購読者に、あなたの商品を買ってもらうまでには、ある程度のハードルがあります。
最初は、価値のある情報を無料で提供し続けなければならないかもしれません。
信頼関係が築けていないと、商品を買ってもらうことは難しいからです。
ネットでアプローチするので、信頼関係を築くには対面よりも時間がかかります。
価値のある情報を提供しなければならない
リストマーケティングでは、価値のある情報を提供し続けることが必要です。
これだけやったから、後は自動で永遠にお金が入ってくるということはあり得ません。
常に世間にアンテナを張って、顧客の役に立ちそうな情報を仕入れる努力が不可欠です。
注意点
リストマーケティングのデメリットを考えると、注意しなければならないポイントがあります。
売り込みばかりをしない
あなたの発信する情報やサービス、商品に興味を持って、メルマガ登録をしてくれた顧客でも、毎回売り込みのメールばかりでは、嫌気がさしてしまいます。
メールの一部にセールスに関わる内容を入れるのは構いませんが、100%売込みに関するメールを、毎回送るのはおススメしません。
顧客との信頼関係を築くことが目的であることを常に意識して、コンテンツ作りをしていきましょう。
他社の広告はなるべく載せない
自社や自身のサイトやブログを運営する際の注意点です。
アフィリエイトの広告収入だけで収益を出そうとするのであれば別ですが、自社のサービスや商品を売ろうとするのであれば、他社の広告を載せすぎるのは禁物です。
広告収入は上がったとしても、自社商品の顧客との信頼構築のさまたげになる場合があるので、注意しましょう。
リスト取りのコツ
リストマーケティングの基本ともなるリスト取りのコツを、まとめておきます。
- リスト取りページを本気でつくる
- プロフィールを充実させる
- アクセスを集める
- 導線を意識する
- 広告もあり
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
1.リスト取りページを本気でつくる
前述の通り、リスト取りページのことをランディングページ(LP)といいます。
ランディングページ作りのポイントは、
- 「興味」を引く構成に!
- 「無料」で何かを提供して登録をしやすくする
- 「登録」ボタン以外のリンクは貼らない
が一般的です。
ランディングページの目的は、相手の情報をもらうことです。
一番代表的な例は、メールマガジンに登録してもらうことですね。
メールアドレスを入手することができます。
他にも、サプリメントや化粧品の無料サンプルを送ってもらう
なんていうページもありますね。
この場合は、相手の氏名や住所を入手できます。
では、なぜランディングページが必要なのか?
「こんなまどろっこしいことをせず、商品を売り込んだり宣伝するページを作った方が、売り上げにつながるんじゃない?」って、思いませんか?
それは、大きな落とし穴です。
なぜなら、人は、ネットで知った商品やサービスを、すぐにお金を払って購入しようとは思わないからです。
大企業の商品や、名の通ったブランドの商品なら違うかもしれませんが、そうでない、無名の、どこの誰かもわからない人の商品にお金を払う人はなかなかいません。
中身がどうなっているか分からない商品を、知らない人から買いませんよね。
信頼関係が必要なわけです。
そこで大きな役割を果たすのがステップメールであり、
そのステップメールを購読してもらうために重要なのが「ランディングページ」なのです。
ランディングページは、商品を「売る」ためのページではありません。
あくまで、リストを取るためのページです。
だから、無料プレゼントを用意することが多いんですね。
「無料」だったら、とりあえず登録しようかな、という気になりますから。
ランディングページで一番大切なのは、相手の「興味」を引く内容にすることです。
興味を引いて、メールマガジンに登録してもらえるような構成にしましょう。
その後はメールマガジンを通して、登録してもらった人と信頼関係を築くことを、最優先に考えましょう。
登録してもらって初めて、リストマーケティングのスタート地点です。
時間をかけて研究して、本気のページを作りましょう!
2.プロフィールを充実させる
ご自分のサイトやブログを運営されている方なら、プロフィールを充実させることをおススメします。
ネット経由であなたのことを知った人というのは、まずは、「あなたがどういう人なのか」ということに興味があります。
リアルな世界で知り合った場合には、見た目や服装、しゃべり方、言葉遣い、癖、周りの人とのかかわり方…等々、さまざまな情報から、あなたという人を判断することができますが、ネットの世界ではそれができません。
ありきたりで簡単なプロフィールだけだと、あなたという人間のリアリティが感じられないのです。
できる範囲でなるべく詳しい経歴や、信条などを載せましょう。
何を書けばいいかわからないという場合は、
- キャッチコピー
- 今に至るストーリー
- どこに向かって進んでいるのか?
を意識してみましょう。
特に、サイトを運営するに至った経緯や思いに関わることは、載せた方が良いです。
3.アクセスを集める
アクセス集めを意識することは、とても重要です。
では、どうしたらアクセスは集まるのでしょう?
一過性のアクセスで良いのであれば、ニュースなどで話題に上がるキーワードを調べて、そのキーワードに関する記事を投稿することが手っ取り早い方法です。
でも、この方法はあくまで一過性のもの。
継続的にアクセスを集めるためには、もう少し手間や時間がかかります。
継続的なアクセスを集める方法に王道はないと言われます。
あるとすれば、「たくさん記事を書いて投稿して、文章力を磨いて、さらに良い記事を投稿すること」です。
「え~~~っ!?なにそれ!
そんなに大変なの!?
ネットビジネスって簡単に儲かるんじゃないの!?」
と、思いましたか?
ネット上には、楽して簡単に儲かる系の情報が出回っていますが、ちゃんとしたビジネスであれば、ネットビジネスであろうと、楽して簡単に儲かるビジネスはあり得ません。
ネットビジネスは、主にパソコンのみを使って展開するビジネスなので、内情を知らない人が見れば、「楽して簡単!」に見えるだけの話です。
事実、ネットビジネスに参入して収益を上げている人は、1割にも満たないと言われています。
それは、「楽で簡単」と思って始めた人が、最初のうちは収益が上がらず、思っていたのと違う…ということで諦めてしまうからです。
ネットビジネスでは、リアルビジネス以上に、顧客との信頼構築に時間がかかります。
それは、サイトやブログにアクセスを集めることでも同じことが言えます。
地道に投稿を繰り返し、文章力を上げて、記事の質を高めていく。
これが、アクセスを集める最短で最速の方法です。
4.導線を意識する
あなたの投稿に集まってくれた人を、どのように収益化するか?という導線を意識しましょう。
一番一般的なのは、
①サイト、ブログ、SNS、YouTube
↓
②ランディングページ(LP)
↓
③メルマガ登録
↓
④ステップメール
↓
⑤商品の紹介
このような流れです。
まずはこの流れを意識して、それぞれのコンテンツを考えましょう。
慣れてくれば、他の導線も見えてくると思いますので、それぞれに合った内容にバージョンアップしていけば、さらに集客が見込めます。
5.広告もあり
メルマガ読者を一気に増やしたいときに有効なのが広告です。
ただ、広告を使う場合は注意しなければいけないことがあります。
それはもちろん、広告費!
最初は、なるべく費用を抑えてリスト取りをするべきです。
「テストマーケティング」ですね。
それでは、ネット広告でよく聞く「PPC」「リスティング広告」「Facebook広告」について、簡単に説明します。
PPC広告とは?
PPC(Pay per Click)広告は、「クリック課金型広告」と言われます。
新聞、雑誌、地域のフリーペーパーなど、紙媒体のメディアに広告を載せる場合、広告の掲載自体にお金がかかります。
対して、ネット広告の世界では、「掲載は無料です。でも、クリックされたらお金をくださいね」というスタイルが主流です。
これが、クリック課金型広告=PPC広告です。
リスティング広告とは?
リスティング広告も、PPC広告の一部と言えます。
リスティング広告は、「検索結果に表示される広告」と定義されます。
GoogleやYahooなどで何か検索をすると、「広告」と書かれた検索結果が、上の方や右サイドに出てくると思います。
それは、そこに貼られたリンク先の企業なり個人が、広告を掲載しているということです。
その広告がクリックされたり、リンク先のページから商品が購入されたりすると、広告料がかかるシステムになっています。
有名なのは、
- Yahoo!プロモーション
- Google AdWords
です。
Facebook広告とは?
Facebook広告も、PPC広告です。
Facebookをやっている人なら、必ず見たことがあると思います。
ニュースフィード上に表示される広告です。
Facebook広告は、種類が豊富で、仕組みも奥深いので、商材に合わせた運用方法を研究することで、集客効果を得ることができます。
ネット広告の世界は奥深いので、習得するのに少し時間がかかるかもしれませんが、予算を決めて、少しずつ運用する中で、効果を上げていきましょう。
さて、今回はリスト取りにかけて色々とお伝えしてきました。
知識を整理するために、最後にポイントをおさらいしておきましょう!
リスト取り~まとめ~
「リスト取り」「リストマーケティング」について、だいたいイメージできましたか?
リストマーケティングは、顧客リストを最大限に活用した集客方法のことで、リストマーケティングを使って何をするか?が、とても重要です。
とはいえ、ネットビジネスでリストマーケティングは欠かせません。
リストマーケティングの効果を上げるために、「リスト取り」に全力を尽くしましょう。
ただし、リストの数だけを気にするのではなく、リストの質にも気を配りましょう。
10,000人のリストがあったとしても、そのうちの10人しか固定客がいないとしたら、100人のリストしかなくても、20人の固定客がいるリストの方が中身が濃く、価値のあるリストといえます。
リストの質を高める方法は、あなたの情報発信の質を高めること以外にありません。
そのことを忘れないように、常に価値のある情報のインプットとアウトプットを心がけましょう!
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